『わら一本の革命』~福岡正信著(福岡農園の思い出)

2008年3月20日

松山市の隣町の伊予市に福岡正信さんの農園はあります。世に知られる自然農法発祥の地です。
わたしはこの20数年通っている農園なのですが、春がめぐってくるたびに福岡農園を思い出します。
ダイコンと菜の花が咲き乱れる福岡農園、そしてエコロジカルな「緑の革命」が始まった全地球的なパラダイスと思っています。福岡翁もすでに95歳を迎えると噂に聞きます。
わたしは、哲学畑の出身なのでもっぱら、福岡さんとは哲学をめぐってのお話中心で、農業について聞くと「君は百姓のことがわかっていない。百姓は、百の職業をかねているんじゃ。・・・」と機嫌が悪い。地元でも頑固なお爺さんとして通っていますが、それにしても元気です。90歳を過ぎても頭脳だけは衰えないというのです。

そんな頑固な福岡さんが主の福岡農園に毎春、友人とお花見に行きました。
彼が言うように福岡農園はパラダイスの風景です。ダイコンが土を掘り返し、白い花が咲き乱れ、菜の花や桜が色彩も鮮やかに春の賛歌を歌っているように思えます。野鳥も多く、他の地域では見られない鳥も訪れます。

福岡さんによれば、農園を始めた60数年前はこの地は赤土の不毛の大地であったそうです。彼の自然農法により数年をかけて甦ったという事らしい。主著となる『わら一本の革命』にその頃の消息が生き生きと美しく語られています。

Do Nothingが自然農法の哲学と、福岡さんは語ります。

この60年間、倦まずたゆまず、Do Nothingに徹してきた福岡翁にして言える無為の至善の言葉なのでしょう。

自然はすべてを生み出す力を完全に供えているということ、人間はそれを邪魔せず手伝うだけだ、という60数年間の実践に裏打ちされている思想だけにパワーを感じますね。絵本『木を植えた男』のモデルは福岡さんということらしい。

今年も、福岡農園を訪れる機会に恵まれたら僥倖です。(^o^)/
大地のエデン、緑の革命はこの愛媛から始まったということ、福岡さんの60年にわたる果てしない自然の農との対話力に敬服するものです。
無肥料、不耕起、植生の共生という特異な農法のようにいわれることもある自然農法ですが、わたしは、ナチュラル・シンプル・クリエイティブな農法と思っています。福岡さんが聞いたら「君は百姓がわかっちゃないね」とまた、怒られそうですが・・・。(^o^;)
インド・ソマリア・フィリピン・ベトナム・ギリシャ・アメリカ・・・世界中に緑の種を撒いて自然農による砂漠化対策を説いて廻った福岡翁のお話をまた、聞きたいものです。

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