『愛されなかった時、どう生きるか』 加藤諦三著

加藤諦三

2008年4月28日 掛け値なしに「自分と向き合う」ということを考えさせてくれる本です。それは、こんな一節にもうかがわせます。『自分を発展させることが出来ない人は復讐にのめりこむ』親が期待するように感じようとした子どもは 続きを読む 『愛されなかった時、どう生きるか』 加藤諦三著

五木寛之「生きるヒント」から アートの時代へ

生きるヒント

2008年4月8日 『アートの時代』が始まっていると思います。 社会の現状が、袋小路のようなところに迷い込み、混迷を深めている一方で、文化的な爛熟期にはいっているように思われるからです。五木さんは『生きるヒント』の中でア 続きを読む 五木寛之「生きるヒント」から アートの時代へ

人生が楽になる「超シンプルなさとり方」 エックハルト・トール著

2008年3月27日 自分の人生と向かい合う優しい手引きという感じでしょうか?こんな一節が、心に残ります。『あなたは、いつも今から逃れ、どこかへ行こうとしていませんか?あなたはいつも目的を達成することや何者かになることに 続きを読む 人生が楽になる「超シンプルなさとり方」 エックハルト・トール著

『わら一本の革命』~福岡正信著(福岡農園の思い出)

2008年3月20日 松山市の隣町の伊予市に福岡正信さんの農園はあります。世に知られる自然農法発祥の地です。わたしはこの20数年通っている農園なのですが、春がめぐってくるたびに福岡農園を思い出します。ダイコンと菜の花が咲 続きを読む 『わら一本の革命』~福岡正信著(福岡農園の思い出)

科学を捨て神秘へと向かう理性  ジョン・ホーガン著(書評)

2008年2月20日 科学ジャーナリストジョン・ホーガンの「科学を捨て、神秘へと向かう理性」を読んでいました。アメリカ版「理性のゆらぎ」のような本で、アメリカ、ヨーロッパ、南米などをフィールド調査的に縦横に走査しつつ、ニ 続きを読む 科学を捨て神秘へと向かう理性  ジョン・ホーガン著(書評)

『愛情という名の支配』 信田さよ子著(書評)

2008年2月19日 この10数年で「アダルト・チルドレン」という言葉は、多くの人に知られるようになりました。しかし、その意味合いは曖昧なままになっているのではないかな、という印象があります。「子ども大人」「子どもっぽい 続きを読む 『愛情という名の支配』 信田さよ子著(書評)

『暗黒神話』 諸星大二郎著(書評)

2008年2月7日 神話的思考について考えています。現代ほど神話的思考を必要としている時代はありません。レヴィ・ストロースが「悲しき熱帯」で描いて見せたように過去を現在として体験するブリコラージュを試みてみたいものです。 続きを読む 『暗黒神話』 諸星大二郎著(書評)

『夢見る力』 おおえまさのり著(作品社)

2008年1月28日 『夢見る力』 おおえまさのり著            (作品社)2006年 本の帯に「スピリチュアル思想の先駆者が語る、スピリチュアリティの復権!」とあります。筆者のおおえまさのり氏は現在64歳。ス 続きを読む 『夢見る力』 おおえまさのり著(作品社)

「慟哭」 坂山憲史著

慟哭

2021年3月13日 今日は足首骨折手術後、15週のレントゲン検査の日でした。「OK!!骨くっついとる。」と主治医の坂山先生、大きな声でよく笑う先生で、「自分、回復早いよ」と上手に言ってくれるので、「私もまだくたびれてな 続きを読む 「慟哭」 坂山憲史著

今は、それどころじゃない?

2007年11月6日 「ナマケモノ倶楽部」を主宰し、スローライフとエコな社会実践をしている人類学者の辻信一さんの「スロー・イズ・ビューティフル」を読んでいます。持続可能な生活、環境、社会を提言する示唆に満ちた本です。その 続きを読む 今は、それどころじゃない?