夏安居3

2014年6月3日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこインド亭でござります。
骨付きチキンを買ってきて、スパイシー・インド風カレーを作っていました。
タンドリー・チキン・カレーというモノでしょか。 ココナッツやガラム・マサラや牛乳ニンニクやターメリックなどに加えてジャワ・カレーの素 焼き肉のタレ、生トマト、珈琲ソース、チーズ、ヨーグルトなども入れましたので汎アジア的 太平洋風カレーとも申せましょうか?
四国もいよいよ、梅雨入り宣言が出ましたね。
やまねこは、例年の「夏安居」(げあんご)に入りました。
仏典を読んだり、瞑想したり、お参り(お遍路)をしたりして過ごす季節です。
弘法大師の『秘密曼荼羅十住心論』と『業と運命』(佐々木現順著)を読んでいます。
佐々木現順・・この人は大谷大学の仏教学者でありながら、仏教心理学と言う新分野を切り開いた 草分け的なかたのようです。
「仏教教義を心理学として捉え直す活動が起き、1962年には大谷大学の佐々木現順がアビダルマを対象に、初めて「仏教心理学」で博士論文を執筆、河合隼雄や曹洞宗寺院の出身である秋山さと子がユングと禅の関係について日本に紹介、龍谷大学教授の西光義敞が真宗カウンセリングを創始したほか、坐禅や瞑想が脳や身体にもたらす影響についての医学面から見た実験が盛んに行われた。」
「20世紀初頭、釈宗演・鈴木大拙が欧米で禅を紹介。知識人を中心に反響を得、行き詰まりを感じていた心理療法界に東洋思想を導入する動きが見られるようになった。 ユングは鈴木の著作に序文を寄せ、フロイト派のエーリッヒ・フロムは、鈴木と共に国際会議を開いて1959年に『禅と精神分析』を刊行、その翌年にアラン・ワッツが『心理療法東と西』を刊行し、当領域の基礎的著作として位置づけられた。 同時に、鈴木俊隆らによる禅の布教、ベトナム僧の亡命、チベット僧の亡命、ケネディが東南アジアに派遣した平和部隊の隊員が現地で身に付けたヴィパッサナー瞑想など、これら様々な仏教瞑想が伝わり、心理療法への応用が試みられた。」
現在のヒューマン・サイコロジーやトランス・パーソナル心理学の基盤を築いた河合隼雄氏などの 先達をなす人のようですが、恐るべき内容です。
インド密教学を総合的に研究した見地からのカルマ論と言うべきかな。
インド・タントラのシャクティについての知見はとても深いと思います。 じっくり読み込もうかな。こんな一節があります。
「空は思想に止まらず、人生をわれわれにしめしている。 空は現象の否定ではなかった。現象を否定しては空も解されない。 人生に絶望することによっては空の世界はつかめない。 人生を人生として、また、現象を現象として、生きうる者・・・その人にのみ空の直観・・ 可能性・・の世界が開かれるであろう。 そのためには現象の世界を捨てないことである。 その時、人は自分の中に計り知れない多くの可能性に触れるであろう。 絶望を越える道は、絶望を捨てることによっては得られない。 かえって絶望を内に育み、大切なもののごとく、内に抱いていることによって得られる。 ・・・空の直観がそのことをわれわれに教えているのである。」(「シャクティと業」)
なんと深い叡智の表現かなと思います。 インド風のスパイシーな味わいは、うだるような暑さと不快な気候のもとでこそ 味わい深く感じられます。
煩悩を煩悩として・・・苦悩を生きることに空の直観が現れる というのです。 そのようにわたしたちも「煩悩」を切って捨てるのではなく、人生のスパイスとして 共存してゆくのもいいかなと思います。

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