スローリビングな年末

ティセングリー構造のジオデシック居住区
ティセングリー構造のジオデシック居住区
水晶球
水晶球
夢の里とべ
夢の里とべ

2009.12.16

はい、どっとこ・お晩どす。やまねこ(=^o^=)でおますよ。
本日はどっと冷え込んで、年末の坂をゆるゆると降りてきましたね。クリスマス・モード とともに”年の瀬”を感じる一日でした。大工さんのところへごあいさつを兼ねて打ち合わせ に寄っていました。ハウス・ビルドでお世話になろうとしている上弘(かみこう)さんは、愛媛 で唯一のフラー・ドームを手がける建築会社です。社長のHさんは、年季の入った大工さんで、 組木細工など深い知恵を秘めた方です。正確なプランを組んで「いきあたりばったりじゃだめ だよ。」とアドバイスをくれました。やまねこもこれまで学んできたノウハウをフルに活用して 年明けから、ハウス・ビルドにとりかかろうと目下猛烈に勉強中と言うわけです。 『夢の里とべ』にフラー・ドーム・ハウスをと言うのは、実はわたしにとってはライフ・ワーク ともいえるものです。というのは、この25年間ずっとあたためてきたアイデアなのです。 ナマケモノ倶楽部の辻信一さんも経済学者シュマッハーの言葉を借りて以下のように『地球型生活』 について語っています。 『経済至上主義は今、グローバリズムという怪物となって世界を駆けめぐっている。そして科学技術至上主義は、優生思想と結びついて生命操作に人々を駆りたてています。経済学者シューマッハーはこう言っていました。もし経済学というものが、国民所得とか成長率とかいった抽象概念をいつまでも乗り越えることがけいないならば、そして「貧困、挫折、疎外、絶望、社会秩序の分解、犯罪、現実逃避、ストレス、混雑、醜さ、そして精神の死というような現実の姿に触れないのであれば、そんな経済学は捨てて、新しく出直そうではないか」、と。 また彼は技術について、「より速く、より多く」の大量生産に奉仕する巨大技術ではなく、「大衆による生産」(マハトマ・ガンジー)に奉仕する民主的技術を提唱していました。  「わたしは技術の発展に新しい方向を与え、技術を人間の真の必要物に立ち返らせることができると信じている。それは人間の背丈に合わせる方向でもある。人間は小さいものである。だからこそ、小さいことはすばらしいのである」。だから、スモール・イズ・ビューティフル。』
(『ナマケモノ倶楽部』より)
地球に根ざしたミニマム・サイズのエコロジカル・ライフ・デザインの実験室としての フラー・ドーム・ハウスを自らの手で作りあげることは、そのまま『スモール・イズ・ビューティ フル』という経済学がめざすものを実現するということです。 そして、その行為はマイ・ホームの夢をあきらめかけていた人たちに希望を与えることなのだと わたしは願っています。 何故ならば、わたしよりも”ビンボー”な人なんてほとんどこの社会にはいないのですから。 そんなわたしがハウス・ビルドに成功すればすべての人が家を持てるということなのです。 また、多くの経済的問題で悩む人たちに希望を与えられるはずなのです。 もともとこのドーム・ハウスは、ジオデシック理論によってフラー博士が貧しき人たちのために 発明した家なのです。 混迷を深める「哲学なき現代」にやまねこは、メンタルな水晶球を求めています。 カルチャー・クリエイティブとは、そんな生き方のような気がしています。 やまねこ(=^o^=)でおました。

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