林住期

2013年9月17日

はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でおます。
敬老の日でしたね。どんぐり館に入居の母のために姉たち、兄が夢の里を訪問しました。
みんなでドームハウスに集まり、御年85歳の母を囲んで食事をしたり、思い出話 に興じたりしました。それぞれ年を重ねて家庭を持った姉たちも「オリジナルな家族」 気分に浸っていました。そして、それぞれに「寄る年波」の中でシニア・ライフを考える世代と なり、身辺事情の変化に応じてセカンド・ライフを熟慮している様子です。
五木寛之さんが言う「林住期」をどうすごすかは、ひとりひとりの課題ではあります。
人生50歳から黄金期・・というポジティブな志向が本書のテーマです。 団塊世代のシニア時期を迎えた影響もあってか、この本はベストセラーになりました。 まず700万人という団塊世代、そして65歳以上の世代を合わせると4000万という高齢化社会です。
五木さんは50歳からの25年間を「成熟とジャンプの時期」と見ているようです。 不安定な青年期から安定した壮年期を過ぎて、社会的・家庭的な務めから、解放されて 「新たな生きることそのものを探求、創造できるまたとない黄金期だ」というのです。
人生50年と言っていた過去の人生観からするとすべてが丸儲けのオマケ・ということらしい。 オマケならしっかりと自由に使って生ききったほうが、やがてくる死の心構えとしてもいいだろう ということ。
五木さんは遊び心と自由な生き方、そして人間は孤独であることをしっかり見つめて 生きようという『林住期』からの精神的旅立ちを語りかけています。
まず生活をスロー・ダウンし、断・捨・離して身軽になる。そして自分だけのライフ・ワーク にかかる。次世代にバトンタッチしてゆくことを整理する。坂道を降りるように年を重ねながら 死の準備をする。 シニアにはシニアのテーマがあり、ポジティブな生き方があることを考える一日でした。


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