2014年1月8日
はい、どっと・こんぽじしょん(=^o^=)やまねこどん兵衛でございます。
マックで珈琲を飲みながら、エコロジストのぽらんさんとビジネス・モードについて 語らっていました。
映画『トリック』の上田教授は『何故、ベストを尽くさないのか』(略して何故ベス)は 購入者が買ってすぐに読めるほど文字が大きい出版物のため即時、ブックオフに売ってしまい 部数のかさばる在庫は100円になってしまうので上田は100円で仕入れ、再び定価で売るのだ! と劇場版で語っていました。ここに価格のトリックがあります。(因みに現在は中古で3150円)
昨年までとは違ったアプローチを試みようと考えているやまねこは経営コンサルタント 小堺桂悦郎さんの「なぜ、あなたはいつもお金が足りないのか?(ベスト新書)という実務書を 読んでいます。お金のトリックについての本とも言えます。(ベスト新書といのがイイ)
本書が面白いのは「自分銀行」というネット銀行のコンセプトと同じく、フィナンシャルな テーマをセルフ・マネージメントに組み入れる発想があるからです。
ぽらんさんと語らっていたのも『経済学やノウハウや経営のしくみ』を実践論として教える 人がいないことでした。
お金とどうつきあうか?というシンプルかつ普遍的な問題であるにも 関わらず抽象論や専門知として封印されているというのです。いわば代書屋さんまかせという わけです。経営当事者がひとまかせではダメというのが本書の一貫した主張です。 自分の頭に中に貸借対照表を作り、いつでも数値の代入ができれば基本はOKと書かれています。
小堺さんが指摘するのはこんなに基本的なことが多くの中小企業主にはできていないという実情。 借方勘定・貸方勘定・自己資本などのバランス・シートが自分の身体感覚になるまで叩き込めば 自営業・サラリーマンをとわず、セルフ・ビジネス・マネージャーになれるということです。
現代は雇用も不安定で様々な新規参入・起業ビジネスも必ずしも順境とは言えません。 こんな時代だからこそ本書や『何故ベス』が読まれているのかもしれませんね。
「やる気モチベーション」のアホな自己啓発本とは違った趣の実践論です。
私は、どんな困難もたちどころに吹き飛ばしてしまう 秘密の呪文を知っている。
鏡の前に立ち、自分自身に向かって こう唱えるんだ。
なぜベストを尽くさないのか Why don’t you do your best!
上田次郎『何故、ベストを尽くさないのか』