シニア・ライフ・レポート3

『大安楽』の球体の石

2014年1月16日

はい、どっと・ちゅーん・あっぷ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
先日五十一番札所石手寺のK住職と話していました。 やまねこのいとこにあたります。 四十数年のつきあいです。
「弘法大師は何をめざしていたか?」という問いは現代にも有効なのだと彼は言います。 「生命が育まれる環境」こそが密教のマトリックスなのだと彼は言います。 ですから弘法大師・空海ならば現代人に向かって「生命をはぐくむ環境を守りなさい。」と 切々と説くだろうと・・・。
石手寺の三重の塔には『平和の祈り・断原発』と書かれています。 弘法大師が歩まれた四国の道を放射能で汚染すべきではないという意味なのでしょう。
わたしたちは生命の必然を生きるように守られている。
そして石手寺ではお盆と大晦日に平和の灯が焚かれます。「平和万燈会」と呼ばれます。 この法要の初期に広島の「平和の火」かランナーによって運ばれました。 原子爆弾の火も原発の火も「生命を滅ぼすもの」です。
やまねこも寄る年波、生命の必然の意図をたどるように生きてきたのだなと思います。
住職の話に耳を傾け、出会う人々の言葉に耳を傾けるのも楽しいものかなと思うようになりました。 わたしたちはひとりひとりがそれぞれの船に乗って大河を旅しているようなものです。 それぞれの船から眺める風景の四方山話が興味深く思われます。
良き旅を共に語らい、「同行二人」というお大師さんの道すがらを楽しく過ごしたいものですね。 石手寺の五仏玉の石・・三重の塔の前には『大安楽』の球体の石があります。

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