フラー博士とシナジェティックス

ジオデシック構造体建築風景
ジオデシック構造体建築風景(ライフデザイン研究所)
ジオデシック構造体建築風景(ライフデザイン研究所)
ジオデシック構造体建築風景
ジオデシック構造体建築風景(ライフデザイン研究所)
ジオデシック構造体建築風景
ジオデシック構造体建築風景(ライフデザイン研究所)
ジオデシック構造体建築風景
ジオデシック構造体建築風景(ライフデザイン研究所)
バックミンスター・フラー
バックミンスター・フラー

2010年3月11日

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
今日は、ジオデシック・ドーム =フラー・ドーム・ハウス『ライフ・デザイン研究所」の建て前でした。その様子は明日また お伝えしましょう。
さてさて、このドーム・ハウスを考案したのは、アメリカの数学者、建築学者、環境学者、発明家、 哲学者のバックミンスター・フラー博士です。日本では『宇宙船地球号』という流行語で知られて います。
『バックミンスター・フラー (1895年~1983年) アメリカ フラーはその生涯を通して、人類の生存を持続可能なものとするための方法を探りつづけた。 全28冊の著作によって、「宇宙船地球号」、エフェメラリゼーション、シナジェティックスなどの言葉を広めた。 デザイン・建築の分野でジオデシック・ドーム(フラードーム)やダイマクション地図、住宅のプロトタイプであるダイマクション・ハウスなど数多くのものを発明した。 彼の生涯は、商業関係のさまざまな仕事を転々としたあと、1922年に、安あがりで効率のよいシェルターを作るための構造システムの仕事を始めるが、それは建設に手間がかからないと同時に軽量で、大きなスパンを覆うことのできるものを目指していた。その成果が、第二次大戦後に展開された一連のジオデシック・ドームである。それらは、スペース・フレームの原理にのっとって、木材、合板、アルミニウム、ペーパーボード、プレストレスト・コンクリート、さらに竹、など多種多様の材料で作り出したものであった。その最大のものは、ルイジアナ州、バトン・ルージュにあるが、直径は384フィートで、1958年に作られたものである。 晩年には世界中で講演し、また数多くの名誉博士号を受けた。しかし、その業績は然るべき評価を受けたとは言い難く、彼の発明のほとんどは生産されず、また関わったほとんどの分野(建築など)では厳しい批評に晒されるか、ユートピア主義者とされ無視された。』
彼が提唱したシナジェティックスという理論は、シナジー効果という言葉で定着しています。 「全体は決して部分の総和ではなく、全体と言う宇宙的な叡智とエネルギーの生命的システムだ。」 ということでしょうか。日本人ならよく知っている宇宙原理かもしれません。 『三本の矢は、別々なら折れるが同時には折れない』という毛利元就のことわざです。 この三本の矢とは、フラーにおいては三角形を表しています。宇宙は、最小の力で最大の効力 を生むために三角を利用する、と捉えるのです。
80年代の死の直前まで活動したフラー博士の偉業は死後30年近くの現在、ようやく再評価と新しき 科学の先駆者モデルとみなされています。 地球環境の危機、モダニズムの行き詰まり、経済危機という三つの矢がボロボロと崩壊しつつある 今こそフラー博士の残した全体知と地球型テクノロジーの必要性を痛感する時代ということなので しょう。おくればせながら、やまねこはフラー博士の知恵の三角形を四角形の四国の愛媛県 砥部町三角『夢の里とべ』でじっくりと大地とともに学んでゆきたいと思うのでした。

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