団塊世代とは?

2014年4月6日

はい、どっと・ちゅーんあっぷ(=^o^=)やまねこ庵でござります。
雨宮ぽらんさんと「団塊世代」について語らっていました。
現在の六十代半ばシニア 世代です。今週の週刊ポストでも特集されていますね。
戦後史と共に歩んだ世代であり、 大量退職している方々の時代は「戦後昭和」と「消えた20年」です。
つまり高度成長から バブル経済、バブル崩壊からデフレ時代まで働き今、引退時期を迎えている人達。 学生運動、ベトナム戦争時代に青春を過ごし、高度成長でバブルを謳歌し、崩壊して憂き目 を見てきた世代とも言えるでしょう。
「1947年~49年生まれの団塊世代は、約800万人(現在は約700万人)。
2003年~05年生まれの子供の数は、約330万人。
団塊世代は、数の上で他の世代を圧倒し、その集団パワーで、戦後日本の政治や経済や文化などに多大な影響を及ぼしてきたので、団塊世代以外の人たちは、 よくも悪くも団塊世代」 「功罪相半ばす」 そんな風に思っているのではないでしょうか。
団塊世代は、有史以来、日本が初めて敗戦国となった直後の「混沌とした時代」に生を享(う)け、父母や祖父母たちが「今は貧しいが、いつか豊かな生活を送れるようになる」との希望を胸にがむしゃらに働いた時代に多感な少年少女期をすごしました。 生活が次第に豊かになって大学に進学する者が増え、日本経済が世界に類をみない高成長を遂げた1960年代後半から第一次オイルショックで失速する70年代前半にかけての「日本の黄金時代」に、学生生活を送り、激しい学園紛争を経験します。 大学を卒業すると企業に大量採用されてサラリーマンになり、馬車馬のように滅私奉公し、結婚すると「ニューファミリー」と呼ばれ、新しい消費文化の担い手となりました。 そんな団塊世代も、今や「ポスト定年」「老後」を考える年令に達しました。 団塊世代と呼ばれる人々は、まさに〝戦後日本の申し子〟であり、日本経済の成長を担ってきた世代ですが、2007年以降、「定年退職」あるいは「早期退職」という形で続々と大量に現役から退き、第二の人生のスタートを切っています。彼らの退職金の総額は、推定で80兆円とも100兆円ともいわれる莫大な額になります。 その金が激しく動けば停滞する今日の日本経済を大きく刺激するが、残念ながら今のところ、デッドストック(死蔵)状態である。」(城島明彦「ちょっと危ない雑記帳」より)
『里山資本主義』の藻谷さんも団塊世代の人口の多さとその消費動向が今後の日本のキャスティング ボードを握っていると指摘しています。
やまねこはこの世代は戦前の集団主義をひきつぎながら、戦後の集団就職世代から個人主義へ 世代のブリッジだったと思います。 現在は個人主義ですから、最後のファミリー経済、マイホーム主義世代と思うのです。
現在、マイホームやニューファミリーなどというものがあるかどうかは怪しいところです。 家族よりも個人、会社よりもわたしの時代なのかもしれませんね。
ニューファミリーと言われた 過去の残影は今も健在とは思いますが、必ずしも実体とも思えないのです。 やまねこはニューファミリーとは機能不全家庭の別名じゃないかと思っているのです。
それは経済至上主義でひた走ってきたわたしたちの積み残してきた大きな課題のような気がしますし、 組織や集団として生きることと個人として生きることのブリッジを今こそ必要としているということ ではないかと考えます。
ゆえに団塊世代の発言力は今も大きいし、次世代に引き継ぐべきテーマを 抱えていると思われます。

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