2014年3月21日
はい、どっと・ちゅーんあっぷ(=^o^=)やまねこ亭でございます。
エコロジストのぽらんさんと松岡正剛さんを巡って思い出話にふけっておりました。
知のエディトリアル・デザイン、風狂グラフィズム、アート・ジャパネスク、方法日本 フラジャイルなどなどファッションと形而上学(メタフィジカル)がミックスしたような 多様な「正剛語録」をぽらんさんと話し合っていました。
80年代はバブルへの前哨とともに様々な知のスタイルが百花繚乱した時代です。 ニューアカデミズム、ニューサイエンス、ニューウェーブ、インスタレーションなど ポップ・カルチャーが斬新さを競う・・・そんな時代にパルコやハンズや六本木ウェーブ をうろついていたやまねこ青年のカリスマは松岡正剛さんでした。
今の山のやまねこからは想像もつかないパンク・ニューウェーブ系にはまっていたせいもあり 正剛さんを「イケてる」と思っていました。
「正剛さんはすでに御年七十歳。それでもダンティで洒脱だよね。」とぽらんさん。 90年代から編集工学研究所を立ち上げ、現在は編集工学学校として「イシス編集学校」の 校長さんです。若き日のカリスマは、蒼古たる知の達人の風貌と語り部的な風流人の面影 もありますね。 新しい時代に向けて人材を育てる二十一世紀のバウハウスかなと思います。
ぽらんさんは若き日に手塚治虫さんのアニメーターとして働いたり、ニュー・ミュージック系 の発端となった人たちのインタビュアーをしたり、雑誌の編集をしたりしていただけに多彩で 縦断的知性の正剛さんの古くから注目していたようです。
やまねこもオカルティストとしての人生を総括して、新たな総合的ライフ・ワークに移行して ゆく年回りなのかなと思っています。 シニアの入り口・・・五十五歳を迎えました。
オカルティズムの名著『ターシャム・オルガヌム』が本日届きました。 数学者・神秘学者のP.Dウスペンスキーの傑作と言われています。「奇蹟を求めて」で グルジェフのシステムを発見したウスペンスキーは生涯を「人間の意識の科学」という探究 を続けた人です。 「意識の科学」「生態学」「創造性の科学」(創発性の認知科学)は現代の知の羅針盤と 考えています。本書はその発端とも言える古典的な基本テキストです。