サイバー・パンクと黄金の林檎

2013年6月9日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこぱみゅぱみゅでございます。
すでに中高年のやまねこは、持続可能な健康生活を心がけています。
やまねこは、数年間FA(ファクトリー・オートメーション)の保守管理の仕事をして いました。工場ラインの管理業務です。
多くの方がご存知のように工場ラインというものは、電気で動いていますから、すべては 電気的です。 作動部門は電気モーター、ラインは様々な動力的システム、管理部門はセンサーやリーダー コンベア・ラインの管理は電気制御です。
同時にラインから生産される商材のチェックは コンピューターに連動しており、コンピュータ管理室でデータとして処理されます。
面白いのは、FAのシステムの全体は「上流と下流」に分かれていることです。 ラインの連結においてもそうなのですが、FAシステムとしても同期していることです。 ちょうど川の流れと同じようなものです。
上流で為したことは下流に影響しますが、決して 逆流はないのです。これは全体制御から考えると当然のことです。緊急停止以外はもっぱら 上位のシステムがより下位のシステムをコントロールしているしくみです。
「サイバネティックス(英語: cybernetics)は、通信工学と制御工学を融合し、生理学、機械工学、システム工学を統一的に扱うことを意図して作られた学問。語源は、ギリシャ語で「(船の)舵を取る者」を意味するキベルネテス(ギリシア語:Κυβερνήτης[1])。
第二次世界大戦の後、ノーバート・ウィーナーによって提唱された。 当時はまだ情報理論の発展する前であり、自動制御とフィードバックがそれぞれ発展しても、両方の関連を認識することにすら年数を要した、という時代であった[2]。
ウィーナーはフィードバックの考えがいろいろと応用でき、また総合のために使えると考え、サイバネティックスを提唱した。 各分野の発展および、特にコンピュータの飛躍的な発達により、それらを総合する学をいちはやく提唱したものとして言及されざるべからず、という存在であり、様々な分野に影響を及ぼした。」
ノーバート・ウィナーのサイバネティクスの思考はこんなところにも応用されているということ なのでしょう。 「制御」という概念は、ひとつはフィードバックという生物学から導き出され、もうひとつは 「舵をとる」という航海術から導き出されています。
バックミンスター・フラーがシナジェティクスの概念を得た時、この二つが念頭にあったことは 確かと思います。そういう観点からは、アップルのスティーブ・ジョブズもフラーも同じルート から端を発した思想家という側面があるかもしれないですね。

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“サイバー・パンクと黄金の林檎” への2件の返信

  1. 初代やまねこさんがこの文章を書いたのがもう9年前で、今では既に時代に乗り越えられていますね。
    サイバネティクスは一般システム理論、カオス理論、自己組織化論、複雑性科学へとより広く深くなり、ところがシナジェティクスは未だに古くなっていない所が凄いです。

  2. テクノロジーの進歩は、目覚ましいですね。9年も前だと時代遅れですね。

    シナジェティクスは、時代を超えて、普遍的なもの、宇宙の法のようなものだと思います。

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