『わたしたちはどんな社会に生きたいのか?』

2010年5月18日

はい、どっとこ・もーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。
やまねこは、ハウス・ビルドの合間・・日曜日に高知県へ行ってきました。
自由民権記念館で四国アントロポゾフィー・クライス(四国のシュタイナーの会) の総会と講演会があったのです。
講師は、ルドルフ・シュタイナー研究の第一人者 高橋巌先生です。百名あまりの参加者がありました。
ここ数年、先生はシュタイナーの社会論に力を入れられておられるようです。
『わたしたちはどんな社会に生きたいのか?』と題された講演は、二時間半におよぶ とても密度の濃いものでした。先生の講義のあまりの深さは、聞く人を「考えること」 にいざなわせる不思議な魅力がありました。また、不況が打ち続く中、様々な問題が噴出 する現在の世相もあってか真剣な面持ちの参加者の熱気にも感動しました。全員まるで息 を飲むような様子で聞き入っています。
『わたしたちひとりひとりが人生という道場で生きているのです。道場ですから理想的な世界 ではありません。しかし、この道場で様々なことに出あいながら学ぶことができるのです。』
『わたしたちには、ふたつの体があります。ひとつの体は肉体であり、もうひとつの体は 社会なのです。しかし、現代はこの体を実感することが困難な冷たい社会になっています。』
『村上春樹さんの「ダンス・ダンス」という小説は、シュタイナーの言う社会有機体について 語っているような気がするのです。』
『雨宮かりんさんは全身で社会とぶつかりあいながら社会有機体と出会ってゆくような生き方 をする人です。』
『労働とは本来、金銭を手に入れるための行為ではありません。人のために何かをなすことであり  また、ひとから自分に必要なことをしてもらうことです。』
『ひとりひとりの精神生活が社会の魂、生命とつながっていることが社会のあり方を決定する のです。ですから、労働も精神生活が土台であり経済活動は人と人がつながりあうための友愛 に基づくべきなのです。ベーシック・インカムはそんな経済社会のモデルを実現してくれます。』 などなど思わずはっとさせられるようなテーマです。
講演を終えて、先生はひとりひとりに本のサインをしてくれたり、話しかけておられました。 クライスの面々とも久しぶりに再会し、総会も催されました。
シュタイナー研究50年に及ぶ高橋先生の深い内省に満ちた講義はひとりひとりの魂にどんな 響きをもたらしたのか、やまねこはとても興味を持ちました。また、ご高齢にもかかわらず 熱をこめて語り続ける先生の思想家としての面持ちに深く突き動かされました。

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