夢をかなえるゾウ2

「夢をかなえるゾウ」

2013年8月18日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。
『夢をかなえるゾウ』について兄と語らっていました。 というのは、18年に及ぶお墓の仕事のねぎらいに昔インドで買ってきたガネーシャ像を 兄にプレゼントしたからなのです。
「主人公はどこにでもいる普通のサラリーマン。彼はこれまでにも自己啓発の本を読んだり、自らを変えようとしていたが、三日坊主の性格が災いして失敗し続けてきた。
そして、会社の先輩の友人・カワシマ(実際には名刺交換しただけ)が開いたパーティーに出席した彼は、そこで有名人やアイドルの友達が談笑しているのを目の当たりにし、自分の住んでいる世界との差を痛感する。
その夜、彼は泥酔したままインド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」と泣き叫ぶと、次の朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が。それは置き物から化けて出てきた神様・ガネーシャであった。
主人公はガネーシャに振り回されながらも、夢を成すためにガネーシャの課題を行うことになる。 本書では「ガネーシャが与えた課題を実践し、身につくまで継続することが大切である。」 と謳っている。
自分が変わることに期待しているうちはいいが、時間がたつと「自分は変われない」という考えになり、それがいつまでも続いていくのが変われない理由だとし、継続した実践の大切さを強調している。」
このところ兄は「コーチング」や「成功本」「自己啓発本」の類を次々と読んでいる様子。 「それなら、『夢をかなえるゾウ』を読んでみたらどう。自己啓発本の多くは慰めにしかならないけど、この本は少なくとも自分の考え方の洗い直しになるかもね。  
多くの人が成功と思っていること自体が、単なるコンプレックスの表現だったり 凝り固まった考えだったり、妄想だったり・・・要は成功なんかしなくったって十分楽しいということがメッセージとして秘められてると思うな。読んで楽しい内容だからね。」
スピリチュアル・ブームが去って長い時間が過ぎます。今日は、JUNKDOで久しぶりにスピリチュアル・ブック・コーナーをのぞいてみました。
病理的ファンタジーの洪水の感があります。 やまねこも若いころ「成功セミナー」や「スピリチュアル・イベント」に参加したことが多々 あります。「人生をチェンジしたい。」という切なる願いを抱えた多くの人でにぎわっている 時代でした。
極彩色のスピリチュアル本やチャネリング本の類の並ぶ書架を眺めていると お祭りの後の淋しい雰囲気が漂い、哀れをもよおしました。それほどに現代人は魂の渇きと 成功への夢を求めているのかもしれませんね。
成功セミナーとは、「成功したいと願う人」を「成功した気分と予感に浸らせてくれる」 有料の仮想現実空間。 業者は動員人数で「成功をモチベーション」しているのでしょう。 それにしても成功本って安直ですよね。「十分で人生が変わるワン・ポイント」 「これ一冊であなたも人格改造」「思い通りに人は動く」「天使があなたを導く」 「あなたの前世はお姫様」・・・・。ありえねー。 などなどインスタントな解決法で目を引くタイトルと何やら派手な装丁がさびしく思えます。
「身近にいる大切な人を喜ばせる 。人のいい所を見つけ褒める 」とガネーシャも説いていますので兄に言いました。「成功するってことは、猿がバナナを棒で採る様なことなんだ。棒はバナナをとるためにあったわけじゃないけど  バナナが採れたとき猿はあることに気づくんだ。 『こりゃいいね。よし今度からこれを使おう。』」


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