月の女神~アルテミス

2008年6月16日

はい、こんにちは。(=^o^=)
「こんばんは」というべきかもしれません。今日は、月の女神のお話です。
アルテミスは、芸術の神アポロンの双子の妹ですが、狩の女神とも言われています。
兄のアポロンが竪琴の名手であるのに対して、妹は弓の名手だったのです。
さて、ギリシャの街にオリオンという狩の名人がいました。山に入って鹿を追ったりして狩をしている時、同じく弓をひくアルテミスに出会い、恋に落ちます。アルテミスも狩を一緒にしているうちにオリオンに想いを寄せるようになります。
それを知ったアポロンは、オリオンを快くは思いませんでした。
ある時、オリオンを浜辺に連れ出して海に入るように計ります。サソリがその手引きをしたのです。
「お前は水面に頭だけ出していればいいんだ。」といい頭に金の冠をかぶらせます。
そして、アルテミスを呼び出して
「お前は弓の名手だから、あの遠くに浮かんでいる黄金の岩の的をいられるだろう。金の矢で射ればよい」と計ります。
オリオンともしらないアルテミスは弓を射てしまい、やがて浜に打ち上げられたオリオンの姿を発見して、自らの矢で射てしまったことを知り嘆き悲しみます。
悲嘆にくれたアルテミスは、ゼウスの神にオリオンを復活させるよう希いますが聞き入れられませんでした。冥府の神ハーデスにも掛け合いますが、かないません。
娘の嘆き悲しみようを見かねたゼウスは、オリオンを天にあげて、星にします。その時ともに天に上げられたのがアポロンのはかりごとを手伝ったサソリです。
前非を後ろめたく思っているサソリは今でもオリオンが天に登ってくると自分は地平線に姿を隠すそうです。
やまねこでした。(=^o^=)

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