2011年11月7日
はい、どっとこ・こんちは(=^o^=)やまねこでおます。
仕事と暮らしとメンタルなテーマについて考えています。スロー・ライフを考える上で仕事と暮らしをつなぐライフ・デザインは、ゆゆしき問題です。いかにして暮らすかはいかにして仕事するかにかかっているのです。
とはいえ、現代ではおおむね仕事とは、会社勤めや自営業で収入を得ることと捉えられます。
逆にいえば、生計を立てること=仕事ということなのです。ということは、年金収入も仕事ということになりますが、通常それはリタイヤして老後生活を営むと考えられています。
ところが、この老後生活が長くなっているため、セカンド・ライフも以前の人生の余白部分とは言えなくなっているのです。
さらには、雇用不安のため若いからと言って安定収入も得難い社会ですから、収入のみで生計を立てる=仕事というのも半面の真理とも言えますね。
わたしたちが、まず考えるべきことは、仕事は生きることに直結している大切な営みということです。そういう意味では、主婦も育児も仕事であり、会社勤めも庭づくりも仕事です。
ビジネスは、多くは契約にもとづく金銭のやり取りですが、仕事は生活形成つまりライフ・デザイン全般にかかわります。
以前友人の福岡正信さんは、
「仕事とは仕えること・・仕えるとは神に仕えること。そして、神とは自然。」と口癖のように語っていました。つまり、自然に仕えることが仕事だと言うのです。
自然を利用し、人工物であふれる現代はあたかも自然に仕える仕事をかたすみに追いやり自然を人間に仕えさせ、加工物を大量生産することがビジネスと考えているということなのでしょう。エコと言いながら、自然を使役するのみで何も返さないというのはいかがなものかなと思うのです。
わたしたちは、自然から得たもので自分を養い、人生を豊かにしているのですから、何かを自然に返すこともまた努めのような気がします。それは、自然に仕えるということであり、また神に仕えるということでもあります。
神なき自然は、その再生能力を奪われ、資源を枯渇させやがては人間の生存を危うくさせます。
わたしたちはもう一度、仕事とは何か?をとらえ返す時期に来ているような気がします。