2011年9月29日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。
シェア・ハウス「どんぐり館」もオープン二カ月となりました。
お年寄りのグループ・リビングとして始まったどんぐり館は、スタッフの方々の努力により、平常運営の体制になってきました。
お年寄りも入居して二カ月。人心地がついたのか、散歩や畑いじりなどを楽しんでいる様子です。
多くの介護施設や福祉施設とは、一味違ったシェア・ハウスという試みは試行錯誤の段階ですが、今後ますます進展してゆくことが期待されています。
やまねこは、「老い」とは何かについて考えています。
多くの人は、体力の衰えや病気や記憶力の衰えなどマイナス・イメージでとらえることが老齢化と考えているようです。
否定はできない側面ですがもうひとつ考えるべき老いのポジティブなテーマがあります。
それは、人は誰でも年老いれば「ゆっくり生きる」ことができるようになるということです。仕事や家事の負担が軽減し、自分の時間が増えてゆきますから、「ゆっくりしてもよい」立場になってゆくということです。
これは、考えようによってはありがたいことです。
多忙にやみくもに務めを果たす「家住期」を終えて「林住期」を迎えるのだと強調したのは五木寛之さんですが、わたしたちも老いるごとにものごとをゆっくりと味わい、楽しみ、身軽になってゆくシルバー・エイジに目をむけるのもいいのではないでしょうか。
経験や思い出は日々を暮らす知恵になり、若いころにはない円熟した精神性も老いにともないます。
もう、若くはないわたしも良き老いを少しずつとらえなおしながら、学びたいと思うのでありました。