2022年10月16日
愛媛県立美術館で開催されている「国宝高野山金剛峯寺展」に行ってきました。
あすがお四国伊予の国、年寄りばかりと思っていましたが、意外と若者層の来場者が多かったです。
四国といえばお遍路さん、若者の歩き遍路も増えていると聞きますので、幅広い年齢層の方がいらしているようです。
私がドキッとしてグッときたものは、
平安初期の仏像とあります。ぐるっと一周して見ると、優しい柔らかな曲線がなんとも言えず、つるんとした素朴な感じが胸に迫るものがありました。
運慶・快慶の今にも動き出しそうなダイナミックな仏像は圧巻ですが、私はこの大日如来が好きですね。
四国では、空海を親しみをこめて「お大師さん」と呼びます。
私もお遍路さんでお大師さん信仰です。
2016年~2017年、約1年かけて八十八ケ寺を回りました。
逆打ちの遍路旅でした。お礼参りで高野山に詣でた際、高野山阿闍梨の宮島基行先生を紹介頂き、先生より法話を聴き、10/1金剛界結縁潅頂を受け、お大師さんとご縁を結ばせて頂きました。
あれから5年が経ちました。
来春には胎蔵界結縁潅頂を受けたいと思っています。
四国 死の国 黄泉の国
黄泉下り よみがえる遍路かな
やまねこ
胎蔵界結縁潅頂ですか・・・
どういうものか良く分かりませんが、真言宗の道を深められる事をお祈りしております。
僕は相変わらず密教に惹かれる一方で天台の十界互具、唯識の識転変、サーンキャ、気功と道教などに浮気していて一方向に定まりません。
四国に生まれ、育ち、この地で死すであろう人生なので、自ずとお大師さんと同行二人になってきました。
最近、特に強く思うのです。
道を外れたら、やり直す時間がなくなっているので、この道突き進むしかないなってね。笑