盆がえり3

2013年8月11日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ堂でございます。
兄のお墓の仕事を手伝い、帰り道に田舎の田んぼを走っているとレンコン畑が ありました。 美しい蓮の花が咲いています。お盆の頃、咲くんですね。
昔からお百姓さんはハスが咲くのを見るとお墓参りをし御仏壇にお霊供を備えたり ご先祖を迎える精霊棚をしつらえたりして都会に出向いている子供たちを迎えて きたのでしょう。
やまねこは、ふと10年前に亡くなった住職の説法を想い出していました。 住職というのはやまねこの叔父で何かと「仏教概論・密教概論」を教えてくれた人 です。
18年前に亡くなった父は仏様を彫る仏師でした。 父はいつもお不動さんのように怒っている人です。今は二人ともお墓の下で静かです。
「お前、レンコンの一番うまいところは穴じゃと知っとるか。レンコンはまず 穴から食べんといかんぞ。」
「世の中ハスにみとったらいかんぞ。世の中にハスを探すんが仕事じゃ。」 などと事あるごとにダジャレばかり言う叔父でした。
正直者で不器用なやまねこは、父親には怒られ続け、住職の説法通りレンコンの穴ばかり 食べて世の中をハスに見ながらハスを捜し歩いてきたのでした。
あれから三十数年が過ぎます。 ふと見つけた夏の田園地帯を吹き渡る風にゆれるハスの花がとても美しく思われました。 わたしとともに若き日を過ごした仏教仲間はみんなこの世を去りました。 まもなくお盆の入りですね。 ご先祖様、この世を去った方々に感謝です。


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