緑のオルガノン

伊予郡松前町「ひょこたん池」
夢の里とべ

2009.11.7

はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。昨日、名古屋からのゲストを送り出し ロハス・ライフを深く考えています。特にテクノロジーと自然哲学の関係を考えているのです。 そもそも、哲学はプラトン、アリストテレスに始まりますが、アリストテレスはある意味で 現代科学の祖という側面と自然哲学の祖という両面を備えた思想家なのです。 『アリストテレスによる自然科学に関する論述は天文学、気象学、動物学、植物学など多岐にわたる。 プラトンはイデアこそが真の実在(実在形相説)であるとしたが、アリストテレスは感覚で捉えることができ、形相が質料と不可分に結びついた個物が基本的な実在(個物形相説)であるとした。さまざまな物体の特性を決定づけているのは「温」と「冷」、「乾」と「湿」の対立する性質の組み合わせであり、これらの基礎には火・空気・水・土の四大元素を想定している。これはエンペドクレスの4元素論を基礎としているが、より現実、感覚に根ざしたものとなっている。 アリストテレスの宇宙論は、同心円状の階層構造として論じられている。世界の中心に地球があり、その外側に月、水星、金星、太陽、その他の惑星などが、それぞれ各層を構成している。これらの天体は、前述の4元素とは異なる完全元素である第5元素「アイテール(エーテル)」からなる。そして、「アイテール」からなる故に、これらの天体は天球上を永遠に円運動をしているとした。さらに、最外層には「不動の動者」である世界全体の「第一動者」が存在し、すべての運動の究極の原因であるとした。』                          (ウィキペディアより) 彼は、『オルガノン』という大著の中で、自然界の秘密と人間の秘密を「論理学」の枠組みで 捉えようとしました。そして、四大元素が自然界を司っているとしたのです。 日本でも地・水・火・風・空と言いますね。五番目の元素はエーテルですが、私たち東洋人は 「空」と呼びます。四大元素が、縁起で様々な創造・成長をもたらすのは、このエーテルの働き だというのです。それは、現代風に言うと『緑のオルガノン』とも言えるでしょう。 仏教的に表現すれば、『自然学曼荼羅』とも言えるかな? 福岡正信さんは、「なにもしないこと」とシンプルに語りました。 わたしたちは、科学とテクノロジーであらゆることを試みてきたのですが、「何もしない」こと を忘却しているかのようです。 時には、緑なす大地の力に学ぶためにも、「なにもせず、自然にまかせる」ことも大切にしたい ものです。やまねこでした。(=^o^=)

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