ノウヴ・オルガノン=新器官

夢の里とべ
パンドラ 「work」

2010年2月8日

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)
今日は、夢の里とべを訪れ、夢の里に社長さんと桜の木を 植えていました。夢の里とべの丘にはすでに500本の桜が植えられています。 帰りに野いちごをいただいたので、さっそく家庭菜園に植えてみました。 五月頃には実がなるはずです。 少し春めいた温かみを感じる一日でした。三寒四温の時期なのですが、木々の梢たちは確実に訪れる 春の準備をしている様子です。 自然界は、広大な宇宙のオルガノン(器官)ということかな。
さてさて、問題です。   
イドラとは? 『イドラ(idola)とはラテン語で偶像の意味。フランシス・ベーコンによって指摘された人間の偏見、先入観、誤りなどを帰納法を用いて説いたもの。アイドル(idol)の語源である。4つのイドラがある。
1. 種族のイドラ…感覚における錯覚であり、人類一般に共通してある誤り。 2. 洞窟のイドラ…狭い洞窟の中から世界を見ているかのように、個人の性癖、習慣、教育によって生じる誤り。世間知らずの意もあるらしい。
3. 市場のイドラ…言葉が思考に及ぼす影響から生じる偏見。言葉や言語が引き起こす偏見。口コミなどが挙げられる。
4. 劇場のイドラ…思想家たちの思想や学説によって生じる誤り。思想家たちの舞台の上のドラマに眩惑され、事実を見誤ってしまうこと。
この4つのイドラを取り除いて初めて、人は真理にたどり着け、本来の姿を取り戻すとベーコンは考えた。』(ウィキペディアより)
これは、経験論の祖フランシス・ベーコンの言葉です。経験科学的真理に至るために克服すべき障害 を四つのイドラ(偶像)に喩えたのです。ひとつは、人間であるがゆえのイドラ、ふたつめは、個人性 ゆえのイドラ、三つ目は言葉と情報のイドラ、最後は他者の見解の影響のイドラです。 400年前にベーコンが喝破したがごとく、現代もまたこの四つのイドラによって判断を曇らされて いるのかもしれません。 見かけ上の問題、個人の事情、マスコミ、他者の見方・・・などなどを離れて、静かな内省と瞑想を 経て、本当に必要なことを見極めたいものです。

※フランシス・ベーコン(Francis Bacon, Baron Verulam and Viscount St. Albans、1561年1月22日 – 1626年4月9日)はイングランド近世(ルネサンス期)のキリスト教神学者、哲学者、法律家である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

CAPTCHA