セルフ・チューニング

2007年10月6日

気候変化とともに生活全般、体調、気分もバランスを崩し易い時期です。
皆さん、心身のチューニング期間と言うことで、少し「セルフ・モード」を大切にしましょう。
パソコンもトラブルとセーフ・モードで立ち上げたりします。必要最低限のシステムで一度、起動するというものですが、人間にも必要かな。ぎりぎり自分にとって大切なものをもう一度、見直したり熟慮したりすることが、結果的には心身と生活のチューニングになると思います。
うつ病など持っている人は特に無理しないほうがいい季節ですね。日没が早くなり、気分が沈み易いようです。
日本人はお人よしが多いので『自分モード』に少し抵抗があるようです。周りの様子に気を使って「自分だけ~する」のは気がひける・・というものですが、時代も個人主義に向かっているようですから自分勝手も少しポジティブにとらえてもいいかもしれませんね。
これは、セルフ・センタリングと言われる手法ですが、自分を中心に考えるというのは大事なことです。そもそも他人の眼や社会の尺度は『常識』の領域に属していて、自分の領域にはないことを理解しておいたほうがいいと思います。「わたしが常識を採用しているのであって、その逆ではない」ということです。
これを知らず知らず「自分のこと」にしてしまうとイソップ物語の親子のように最後はロバを背負って歩くことにもなりかねません。苫米地博士はこれを「比較による思考が不幸を作る」と言っていました。
なんであれ、自分のありかたを肯定的に見る眼をもちたいものです。
「うまくいかない感」の多くが自分の判断よりも他人や社会の見方に影響されていないかどうか 確かめてみる価値はあります。これらは否定的セルフ・イメージにつながりやすいのです。
有用性、能力、才能、評価、世間体、プライド、ステータスなどなどで自分をとらえすぎると大方は 否定的な感情になるのは、当然のことで、そこに比較思考があるかぎり、理想像から阻害された自分が 浮かんできます。
あるがままでいい・・・などとよく言われますが、『自分のまま』が一番いいのではないかな。
自分勝手で、けっこう。
セルフ・モードで心身をチューニングしなおして、冬に備えたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

CAPTCHA