草木染の材料、矢車附子見つけた!

2021年10月19日

ヤシャブシの木

矢車附子(ヤシャブシ)の木が夢の里の高台にあります。
タンニンが多く、タンパク処理をしなくても綿・麻素材が染まるということで、近所を散策して見つけました。

矢車附子染について

古来より染められた染料でしたが、特に江戸時代ごろに五倍子に代わる黒染めの材料として使われるようになりました。五倍子が紫味がかった黒色になるのに比べて、緑味がかった黒になります。秋前に青い球果を採取し乾燥させるか、松笠状になった乾燥球果を保存して一年中染色することが出来ます。枝や葉も染色に使用できますが、タンニン分は少なく黄色や茶色に染まります。オオバヤシャブシ(A. sieboldiana)ヒメヤシャブシ(A. pendula)ミヤマヤシャブシ (A. firma var. hirtella)とありますが染められる色合いに大きな違いはありません。水戸藩二代藩主徳川光圀公が愛用していたとされる〔水戸黒〕という色合いは、藍染を下染めした上に、矢車附子で何度も染め重ねて染め上げられています。(maito design works HPより抜粋)

ヤシャブシの実

久しぶりに高台から夢の里を見下ろすと、ドームハウスが4棟になっています。

夢の里とべ高台からの風景

メガソーラーとドームハウス、こんな場所で昔ながらの草木染をしているとは誰も思わないですよね。笑


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