ライフ・デザイン研究所10

建築中のフラードームハウス
建築中のフラードームハウス
夢の里とべ
夢の里とべ

2010年5月23日

はい、どっとこ・さんでーもーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。
来月中には、ライフ・デザイン研究所の社屋兼モデル・ハウスのフラー・ドーム・ハウスが 完成の運びとなってきました。
仕上げ工事とパンフレット作りと並行して、広告プラン などで多忙になりそうです。雨の日曜日・・・やまねこは、ライフ・デザイン研究所の コンセプト作りにかかっています。まずは、基本テーマからです。いわば会社の定款にあたる コンセプトは次の通りです。
『やまねこは、夢の里をロハス・ライフ・デザインの拠点にしようと考えているのです。 わたしたちは、衣食住を中心に生活を営んでいます。これはあまりに当然なことなのですが ビジネス・モード中心の生活からは一種の死角になっているというのが、事実なのです。 「食べたり、着たり、住んだりするために仕事する」というライフ・デザインは、ともすれば 「ビジネスのために食べて、着て、住む」というシンタックスで捉えられがちな現代生活です。 この本末転倒のような価値観の中で、もう一度「地上に生きる」というロハス・ライフの生活 実感を回復するというのが、夢の里の基本テーマなのかな、と思っているのです。
それは、地球環境を考えながら身近な実践を試みるというエコロジカルなライフ・スタイルの探求 ともいえますし、抽象化し、効率化した都市空間を再び「緑と共存する具体的空間」へと回復 させるムーブメントでもあるのでしょう。 このまま加速化した社会が続けば、いずれ深刻な環境危機と人間崩解へと向かうことは、誰もが 気づいている社会です。 自然環境は汚染され、食の安全は脅かされ、経済は破綻し、精神を病む病理社会が完全に実現して いるのが、現代の日本であることは誰の目にも明らかなのですから、合理主義でこれらの問題を 乗り切れるはずはないのです。
そもそも効率と機能主義という合理化こそが今の社会の生みの親 であることをすべての人が理解し始めているということなのでしょう。 より便利に、より無駄なく、よりスピーディな社会とは人間を排除した社会であるということな のかもしれません。
これは、繰り返されてきた文明の失敗のような気がします。古代インド文明 として知られるモヘンジョ・ダロは紀元前19世紀に忽然としてそのインダス文明を崩壊させます。 上・下水道、公衆浴場などを備えた高度な古代文明は忽然と地上からその姿を消すのです。 ある歴史家は 「すべてを整然と整えた古代人インド人は、片付けるものがもはや、自分たち以外に無い」こと に気づいたのかもしれない・・と語っています。
わたしたちの社会もまた人間なしでも成り立つ社会を実現しているのかもしれません。 ロハス・ライフ・デザインとは、永続可能な地球型生活のモデルを生み出すことなのだと理解 しています。緑と共存しながら、よりクリエイティブでゆるやかなライフ・スタイルを紡ぎだす 試みを多くの人が求める時代です。 わたしたちが、自らを整理・解消する前に地球のことを考えながら暮らしたいと思うのです。』

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