2012年12月23日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ山でおます。
年末にあたり、「お金と仕事と暮らし」について考えています。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』という木暮太一さんの本を読んでいます。 マルクスの『資本論』をキーワードに私たちの賃金労働の矛盾を解き明かす知恵本です。 企業がいかに剰余価値としての労働を利益に変換して成り立っているかがよくわかりますが 生活資本・生活コストを維持して働く私たちは、年ごとに目減りしてゆく「自分の生活」 から目をそらしがちです。
それは、個人主義の確立が立ち遅れている日本人のメンタリティ に原因があると木暮さんは指摘します。ヨーロッパ人は「仕事の反対語は遊び」と捉えるが 日本人は「仕事の反対語は休み」と捉える。だから、サービス残業や休日出勤もいとわず 企業利益に貢献しているというのです。終身雇用や会社家族主義が生きていた過去ならまだ しも、現在は使い捨てと即戦力雇用ですから、いつ解雇されても不思議ではありません。
さて、そんな働き方をいつまでつづけるのでしょうか。 もっと自分の生活優位に働けないものでしょうか?仕事の選び方や、転職の仕方、生活会計 生活のコストパフォーマンスを上げる方法が様々に提案されています。
いずれにしても仕事は人生の半分を占めています。暮らしとは仕事と仕事以外の総体です。 わたしたちは、眠るか仕事するか家にいるかで生活を成り立たせているのです。 もう一度、暮らしのコストパフォーマンスを問い直してみるのもいい年末年始と思います。 「40年間ラットレース、いつまでこんな暮らしを続けますか?」というキャッチ・コピー は目に留まりますね。