2011年7月8日
はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。いよいよ、長雨が去って愛媛も梅雨明け宣言ですね。夏の日差しを如何にしてゆるやかに過ごすか、工夫していました。
まず、ドーム・ハウスの屋根と庭に打水、オーニング、そして一階の窓を全開にして、天窓を開けると風が床面から天球に沿って暖気を天窓から排気してくれます。
もう一つの工夫は、床の点検口を開くと床下の冷気が上がってきます。
日本的な夏の過ごし方は、住まいの中に如何にして「風の通り道」を作るか?に尽きます。
百姓家の土間もふすまの開け放しなども通気と風通しによって涼をとることが配慮されています。
クーラーなどの密閉型の温度調節に対して、自然と共存する知恵ですね。
さてさて、シェア・ハウス・ドームどんぐり館は、最終工事の段階に進んでいます。
今日は、塗装工事。週明けには足場がとれて壁工事の最終仕上げに入ります。やまねこも、月末の内見会の準備モードです。
愛媛では初めての試みとしてのシェア・ハウス・ドームのプランは各方面から関心が寄せられつつあります。
「めぞん一刻」や「てっぱん」のようにそれぞれの物語の中で助け合いながら、コーポラティブ・リビングが可能だとしたら、現代の「無縁社会」への一定のセーフティ・ネットができます。
わたしたちはすでに農村型社会にも都市型社会にも戻ることはできない時代に突入しているのかもしれません。いずれもすでに機能が麻痺しているからです。
都会に住んでも田舎に住んでもシステム優位な非人称の壁に閉ざされているからです。
古き良き時代にも帰ることも都市生活にも安息が見いだせないということは、新たな住まい方暮らし方をひとりひとりが模索しながら、新しいライフ・スタイルを生み出してゆく時代なのかもしれません。
夢の里とべでそんな実験をスタートしてゆこうと考えています。
ライフ・デザイン・ラボラトリー やまねこ