冬支度2

2013年10月19日

はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
石窯ドームハウスにペンキを塗ったり、薪作りをしたりして冬支度に勤しんでいます。 空いた時間は、村上春樹さんの『ノルウェイの森』を読んでいます。 やまねこにとってはリアリズムというのも、新鮮な感じがします。
『ダンス・ダンス・ダンス』で羊男の存在を知り、配電盤のあるところを探してるんですよ。 この現実のどこかにある配電盤。
「各種機械や電機設備などを制御するために、スイッチ・計器・コントローラ・表示器などの電気機器製品を、まとめて備え付けてある収納ボックスのことです。 工場の生産ラインなどの自動化・省力化のFAシステムを制御する装置で、現在ではシーケンサやインバータ・CNC(数値制御装置)などの、高機能・高性能なコントローラを使用して、あらゆる自動化・省力化には必要不可欠で、重要な役割を担っている制御装置のことです。 人間にたとえれば、心臓が駆動部で、頭脳が制御部にあたることになります。」 人間でいえば、頭脳が配電盤ですね。
「何かと何かをつなぐ」羊男の仕事は、やまねこ男の仕事でもあると考えているのです。
ドームハウスとエコ・ヴィレッジをつなぐ、ドームハウス・ユーザーとプランニングをつなぐ ドームハウスのコンセプトと様々な仕事をつなぐ、ドームハウスとエコロジーをつなぐ、人と 人をつなぐ、物語と物語をつなぐ、生活と意識をつなぐドームハウス・・・・。
もし、わたしたちの生活が「流れ」の中にあるのだとしたら、その流れを制御しているのは 私たちの意識ということになります。しかし、現代は生活装置・設備がシステム・アップされ 過ぎていて、多くが自動的に流れる傾向があります。
例えば住まいの問題ならその傾向は顕著です。
「稼いだお金を、一生のうちでなにに一番費やしているかを考えた場合、”住”に対して恐ろしいぐらいの金額を支払っているのに気づく。賃貸でも一般的に月給の4分の1程度、住宅ローンを組んだ日には、不良銀行も真っ青のバランスシートだ。
しかしながら、実は住宅というモノにたいして、かなり少ない情報から意思決定をしているのではないだろうか。「2LDK,○○平米,駅から何分、コンビニ近し」あとはせいぜい間取り図。チラシの5センチ四方に収まるような情報に基づいて、生涯で何千万円も費やしている。 趣味の出費としてオーディオやCDを買っても、自宅に設置しなければ意味が無い。電気料金、ガス料金、水道料金、ネット接続料…月々の支払いの多くも住居というインフラに関連して課金されている。
現代社会の消費行動として、何らかのかたちでエネルギーを物質に変換した”モノ”にたいして対価を支払っているわけで、住宅も、柱や壁や家具の形に固定化されたエネルギーと、その中で日々の生活として電気やガスといった直接的なエネルギーを消費しているともいえる。」
これもひとつの配電盤。 暮らしの方向性がインフラ接続とライフ・モードである程度決まってしまうのです。 暮らしと意識をつなぐ「住まい」を「住まい方」のレベルまで立ち上げる必要を感じますね。
私たちの意識を暮らしにつなぐ働き・・・とはとりもなおさず「どのように暮らしたいか」 というテーマに行き着くのでしょう。 ストーブの炎を眺めながら、冬物語の始まりを感じました。


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