シンプルに考える

2013年9月2日

はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ山でございます。
上から読んでも下から読んでも 山猫山、古いですねー。
暮らしをシンブルにするとクォリティが上がる、ゆっくりすすむと情報が整理され コントラストが見えてくる、大切なもの・大切なことを中心に暮らしを営む、 ナチュラルな心のあり方を学ぶ・・・といったテーマで「シンプル・ライフ」について 考えてきました。
さて、最後は考えること、つまり思考方法についてです。
「(1)具体的思考と抽象的思考 具体的思考は、具体物について、しかも実際的操作を伴って考える場合であり、対象の位置や順序などによって思考が影響されるので、知覚的思考ともいわれる。抽象的思考は、言語や記号を通して考える場合であり、概念によって考えるので概念的思考ともいわれる。 幼児期や児童前期の子どもは、具体的思考が多いが、児童後期以後には、抽象的思考ができるようになる。教育では、具体的思考から抽象的思考への発達を目ざす。
(2)再生的思考と創造的(生産的)思考  再生的思考は、過去の知識をそのまま適用して問題を解く場合のように、過去の記憶に訴え、それを基にして考える場合である。創造的思考は、過去の経験や知識を組み合わせて新しい考えを作り出す場合である。両者の境目は必ずしも明確でないが、すでに学習している公式をいくつか組み合わせて新しい応用問題を解くのは、創造的思考のあらわれである。今日の教育では、このような創造的思考力を伸ばすことが強調されている。
(3)主観的思考と客観的思考  主観的思考は、自分の主観、欲求、感情をまじえた思考であり、客観的思考は、主観をまじえず、だれがみてももっともだと思われるように筋道を立てて考えを進める場合である。つまり、両者は、自分の気分で問題を解決するのか、それとも理詰めに筋道を立てて考え、問題を解決するのかの違いとなってあらわれる。教育では、主観的思考から客観的思考への発達を考える。
(4)帰納的思考と演繹的思考  帰納的思考は、個々の具体的事例から、それらに共通する一般的法則を導き出す場合であり、演繹的思考は、一般的法則を個々の具体的事例に適用して一般的法則の理解に達する場合である。この両者についても、子どもにより好みがあるので、学習指導では、それに応じて帰納的指導法か演繹的指導法のいずれかを用いるのがよい。
(5)直観的思考と反省的思考  直観的思考は、直観的に解き方をぱっと思いついたり、判断したりする場合であり、反省的思考は、自分の考え方がよいかわるいかを吟味したり、批判したりしながら考えを進める場合である。そこで、後者は批判的思考あるいは分析的思考ともいわれる。 従来、問題解決においては、反省的思考が重視され、自分の考えを分析し、筋道を立てて問題を解決することが強調されたが、近年、創造性の開発が重視されるにつれて、直観的思考の役割が見直されている。
(6)集中的思考と拡散的思考  集中的思考は、多くの資料から論理的に筋道を立てて考え、一定の結論(一つの正答)を導き出す場合であり、いくつかの解決試案を比較検討して一つの解決を導き出すのは、それである。これに対して、拡散的思考は、限られた資料や手がかりから、いろいろの新しい考えを作り出す働きである。
創造性の開発においては、拡散的思考が重視されている。 これは、ある中学校学習教材の「思考力を育てるための指導要領」です。
科学教育的には、ごく正しいことを言っていますが、思考のベクトルはあくまで 『客観的思考』『抽象的思考』『合理的思考』『水平思考』『創造的思考』にむけて子供たちを 育成するという視点ですね。
ポイントはこの中の具象的思考です。 わたしたちは、合理主義が行き過ぎたために「具象的に考える能力」が低下しているのです。
子どもたちはまず「これは大根だ。」と考えます。 わたしたち大人は、「これは大根という食品だ。」と捉えます。 すでに概念が含まれているのです。 具象的思考はひたすらオブジェクトを指し示すものです。 学童期の子どもたちの好奇心が旺盛なのは、具象的な思考力が活性化しているからです。
暮らしのシンプル化ということを考える場合、この具象的な思考力がカギになるような 気がします。
これは、「私の机」「私の家」「私の車」・・・とひとつひとつ指さしながら確認して ゆきます。 暮らしのクォリティに目を向けてゆく作業は、子供たちのような好奇心を回復する・・ ということかな。
「これはわたしのドームハウス、私の暮らし、私の青空」とつぶやく山猫山でありました。


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