クォリティ・オブ・ライフ

2013年5月22日

はい、どっと・あふたぬーん(=^o^=)やまねこ新聞でおます。
このところ、ドームハウス見学のゲストさんが続いています。 お客様を迎えるごとにそれぞれの方々の生活感のようなものに触れる良き機会かなと思います。
平成19年国民生活白書によると生活満足度は全体としては低下傾向にあるようです。 「1972年2000年意向を比較すると生活全般に対する満足度が低下していることを指摘したが、人々は生活にどのような豊かさを求めているのだろうか。
「今後の生活で心の豊かさと物の豊かさのどちらかに重点をおくか」について尋ねたところ、72年は「物の豊かさ」と回答した割合は40.0%であり、「心の豊かさ」と回答した割合の37.3%よりも高かった(第2図)。しかし、78年には「心の豊かさ」が「物の豊かさ」を上回り、 2005年には「心の豊かさ」は62.9%まで高まり、「物の豊かさ」は30.4%まで低下している。
人々が生活をしていく上で、安定的な収入や所得を得るなど、経済面での充実が必要であることは言うまでもない。しかし、生活水準の向上により、物の豊かさはある程度満たされるようになってきたこともあり、最近では、心の豊かさがより重視される傾向が強まってきていることが見て取れる。
以上のことを勘案すると、生活満足度の低下には、より重要となってきた心の豊かさが満たされていないことが影響している可能性がある。」
心が満たされているとは? 生活全般に関して不満が少なく、クォリティ・オブ・ライフを楽しんでいるとも解釈できます。
かつて「モノ依存」で生活満足度をはかっていた人は減少し、心のあり方ではかる人が増加傾向 にあるということでしょう。 社会はより複雑になっていますし、経済社会も厳しくなっていますから全体として満足度は低下 しつつある一方でモノよりも「心のあり方」に満足度を求める傾向と言えます。
「もし、人が相互扶助と必要十分な生活、クォリティの高い洗練されたライフ・モード 魂の平安とクリエイティブな発想と構想力を備えたとしたら、ほかに何が必要でしょうか。 豊かさとは人間にとっての豊かさではないのでしょうか。」と先週書きました。
もし、心のあり方として満たされていれば人は何を求めるか?という問いともいえますね。
選択理論心理学のグラッサー博士は、人間の基本欲求は五つあると言います。
1.愛、所属の欲求
2.力の欲求
3.自由の欲求
4.楽しみの欲求
5.生存の欲求    です。
そしてひとりひとりが異なる上質世界と創造性を心に持っているといいます。
わたしたち「心が満たされない」のはこの選択がうまくいっていないことによるというのです。 上質世界とはその人が心から願う環境や自分のあり方、共に居たい人、経験したいことなど 肯定的なイメージを指します。
創造性とは基本欲求が満たされず壁に出会ったとき発動される ひとりひとりのアイデア力や整理力や再構築力をさしているようです。
わたしたちがクォリティ・オブ・ライフを高めてゆくということはとりもなおさず生活満足度 を高めることになるということですね。


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