2013年5月16日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこライフでございます。
「どんぐり館」のN社長とコレクティブ・ハウスのことなど話し合っているうちに やまねこも、これからの時代のシニア・ライフについて考えるようになりました。
上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』がベスト・セラーだそうです。
晩婚・非婚・離婚・死別などを経て、シングル・ライフになる女性がおおい時代です。 そして、夫と死別後子供と同居しない人も女性も増えているとか。
「おひとりさま」になって女性がいかに老後を生きてゆくか?というテーマはゆゆしき 問題であると言うのです。
数年前、「ターシャの庭」が注目されたのも彼女が豊かなおひとりさま生活を営んで いたからかもしれませんね。
上野さんは住宅事情について「ライフ・スタイルが変われば住み方も変わる」と指摘します。
「日本の住宅は家族の拡大期に対応していたが縮小期のことは考えに入れていない。超高齢化の今日、家族の縮小期のほうが長くなっていることを、建築家は自覚する必要が あるだろう。」と指摘しています。
そして、シングル・アゲインとなったおひとりさまの選択としてシニア向けコレクティブ・ハウス という選択肢をあげています。 共有スペースを持ちながら、プライベート空間も確保できるコレクティブ・ハウスは高福祉の北欧で生まれた住まい方です。
「コレクティブハウス(collective house)は、スウェーデン、デンマーク、オランダなどで仲間や親しい人々が、生活を共同で行うライフスタイル[1]。共同の食堂、育児室を持つが、各戸に台所、浴室、トイレなどがあり、共働き世帯や単身高齢者などの増えていく中で、子育ての共同化や触れ合いを求めて、このような生活スタイルを求める風潮が高まっていくと予測される[2]。また、このような形態の住居をコレクティブハウジングと呼ぶ。
1.単身で住むと全てを自分でやらなくてはならないが、雑用をシェアしあえるので、時間の負担と金銭的負担が軽減される。
2. 無縁社会、一人ぼっちの孤独感からの解放とセキュリティ上の安心感。
3.病気などの場合も、互いに看護、介護が受けられる可能性がある。」
最近、この住まい方を銀さんの娘三姉妹がしていることで話題になりましたね。
「老後の不安」という言葉はかつてキーワードでしたが、「老後の安心」に変わりつつあるのかも しれません。アクティブなシニア・ライフを考えるには良き提案と思います。