山水ラディカル、侘び寂びアヴァンギャルド

夢の里とべ 湧水の奥池

2012年5月24日

はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ山です。
「山水ラディカル、侘び寂びアヴァンギャルド」と銘打たれた松岡正剛さんの「方法日本」 を読んでいます。その中で正剛さんは、庭園アーティスト イサム・ノグチについて格別の 敬意を払って語りかけています。
アメリカと日本というクロス・カルチャーのはざまに育った イサム・ノグチはアメリカ 人彫刻家として日本の庭園文化に出会い衝撃を受けます。
日本庭園の未完成のアートとしての東洋美学に「引き算の美」「胸中の山水」という直観を得る のです。ミニマムでナチュラル、侘び、さび、数寄といった日本文化と手がけてきた彫刻アート がスリリングな融合をたらします。
晩年、しばしば過ごした香川県の庵治(あじ)の庵室でノグチは
『自然というのは、人が及びもつかないデザイナーです。これは、本物の彫刻です。形あるもの、石、草、それにみなぎる力。生きてることの喜びです。私は自然が作り上げた彫刻を見ることがたまらなく好きなのです。ここが私のお気に入りの  所。ここです。私はここにいます。』
ジオデシック・ドームの考案者 バックミンスター・フラー博士と終生旧交を温めたノグチが 見出した安息の地は、香川県でした。
フラー博士とイサム・ノグチが出会った「山水ラディカル、侘び寂びアヴァンギャルド」 そんな遠い縁でつながる四国でドーム・ハウスの仕事をするというのも何かの縁かもしれません。 ナチュラル美術館夢の里とべは、春の緑を超えて夏への鈍行列車のように進んでゆきます。

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