夢の里で地球型生活を考える

夢の里とべ
工事が進むフラー・ドーム・ハウス 夢の里とべ
『My House』 井上陽水

2010年3月26日

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
スロー・デザイン住宅の工事は、順調に進んでいます。設計士さんと打ち合わせながら 電気配線や内装などの詰め作業をしています。 今日は、屋根工事の進展とともにバス・タブが入りました。 また、夢の里の道路整備工事も進んでいます。お花見コンサートのゲストを迎えるために、 先月から急ピッチで工事を進めているのです。やまねこは、ひさしぶりに土木工事にとり 組んだおかげでいっぱしの「左官工事」のセミ・プロになってしまいました。 普段は、哲学書ばかり読んでいる不健全な生活から足を洗えそうです。
オカルト哲学と土木工事とハウス・ビルドとデザインを並行しているうちに、なんだか シナジェティックな気分にはまってきました。さらには、広告プランや営業周りと企画 も加わり、面白くなってきました。来週のお花見コンサートが楽しみです。
やまねこは、このハウスを地球型生活のモデル・プランと位置付けています。 大地に触れながら、人と地球環境とアグリ・ファームを循環型生活の中で調和させたいと 願っています。また、低消費・高生産のビジネス・モデルを提案したい。 夢の里とべのスキームは、「オープン・ソース」というコンセプトを地上化することです。 土地の有効利用といったエコノミー原理ではなく、大地の生産力を人と人が相互扶助すること によって支えあうことが可能か?というテーマに取り組みたいと思うのです。 それは、かつて世界的農業哲学者 福岡正信さんが二十年にわたりやまねこに説いてくれたこと でした。 夢の里のプランニングは、今は亡き友人の遺志を受け継ぐ、ささやかな試みでもあるのかな、と 思っています。 大地の豊穣は、「なにもしないことによってもたらされる」という「無の哲学」をわたしもまた この愛媛の地に種まきたいと深く願っているのです。       

 『追悼  福岡正信翁』
8月お盆時期に自然農法の発祥の人、福岡正信さんが亡くなりました。恩歳92歳での大往生と いうことで、つつしんでご逝去を淋しく思います。
松山、伊予市にお住まいの方々は、愛媛の巨星がまたひとり去ったことを惜しまれていること でしょう。 ここ20年のお付き合いの中で、一昨年お花見の折にお会いしたので、また会えるものと信じ ていただけに訃報を知り、とても残念な思いにとらわれました。 自然農法は、ご存知の人も多いように一般の有機農法とは異なります。不耕起、無除草、無肥料 というだけでなく大地の産出力、創造性を自然の大いなる働きの元に任せて、自然そのものの力 を引き出すという福岡翁独自の農法です。 出会いは1988年でしたから、すでに20年になるのです。 ことあるごとに福岡農園を訪れ、自然農法と彼の『無の哲学』を語り聞かされた日々を懐かしく 思い出しました。 彼に触発されて、緑の哲学と自然農法の実践に取り組む人たちは世界中にいます。 福岡さんの主著『わら一本の革命』は世界中で読まれ続け、インドをはじめ各国で翻訳されて います。 カリフォルニアの農業共同体ファームのスティーブン・ガスキンやゲーリー・スナイダーなど 多くのカウンター・カルチャーの芸術家・論客が共鳴し、世界中に自然農法ファームが生まれ ました。また、インドではデカン高原の砂漠化を防ぐ国家プロジェクトにも関わり、フィリピン では自然農園を作り、ソマリアでは砂漠の荒地を緑で覆い、ベトナム・中国・ギリシャなどなど 世界中を彼は歩き回り、粘土団子による地球の砂漠化を防ぐプロジェクトを訴え続けました。 フィリピンでマグサイサイ賞インドでは国民栄誉賞を授与されます。 自然農法の「緑の哲学」と「地球緑化」が彼のライフ・ワークでした。 『百姓は仕事を百持っているから、百姓と言うんじゃよ』というのが口癖でしたが、その言葉 どおり福岡さんは、百の仕事を成し遂げた人のような気がします。 そして、その一方で『無の哲学』を説きました。 すべてに対して自然にまかせる・・Do Nothingが自然農法の本義だと言うのです。 いつも農園を訪れると『科学なんてものはねえ・・・。』と科学批判が始まります。 『科学なんて、たとえばレンズと光学理論を重ねてよく見えるめがねを開発して喜んでるよう なもんだよ。でもね、そもそも眼が悪くなったのはそんな研究ばかりしてたからなんじゃ。 もっと自然そのものを見つめることなんじゃ。』 福岡さんは、自然が語りかける声が聞こえている様子でした。鳥や風、植物の共生、農作物の 生育の時期を自然界全体から聞き取っていたようなのです。そういう意味では、福岡農園は 彼の聞き取った自然の声を具現していたような気がします。 春には、菜の花、ダイコンの白い花が咲きみだれ、桜や桃が咲き、深山にしかいない鳥たちが さえずっていました。 そして、大地はいつもみずみずしく潤い、尻餅をつくとなんとそのままお尻の形の窪みができ るほどやわらかく養分を含んで豊潤でした。 自然の声を聞きとり、自然にまかせて、自然が豊かさそのものの源であることを世界中に説いて 廻った人・・・それが福岡翁なのでしょう。 絵本『木を植えた男』はそんな福岡翁をモデルに描かれた名作と言われています。 やせ細り、乾ききり、赤土の硬い不毛の大地を緑なす豊かな大地へと生まれ変わらせる知恵が 彼の中には確かに生きていたようです。 福岡さんによると60数年前は福岡農園もやせ細った赤土の荒れ山だったらしいのです。 福岡さんの巨大な『夢見る力』は、今も世界中の信奉者たちによって地球を緑に変え続けています。 心より、ご冥福をお祈りします。』2008.8.20

『夢の里とべ お花見歌声コンサート』
出演 ギター・キーボード・歌 『オトノハ』 森山直太郎『さくら』など三十数曲を歌い、ドーム・ハウス前で花の宴を楽しみます。
日時 四月三日(土) 午後1時~3時
場所 夢の里とべ ドーム・ハウス前
参加費 無料 お弁当持参でお願いします。

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