春の道を歩く

『テルーの唄』手島葵

2013年3月20日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこ亭でございます。
雨模様の中をひさしぶりに建築家のMさんを訪問しました。 設計業界の重鎮と言われるMさんのお話に耳を傾けていました。
トレンドとしての建築よりも「陰翳礼讃の美学」にテーマを置くMさんの仕事への こだわりはある意味徹底していて、土地探しからはじまり、ロケーション、住感覚、人的環境 インフラ、業態など建築オブシェクトとともに「全体性」を問題にしているような気が しました。 それは暮らしのアフォーダンスとも言えるものかなと思います。
「1988年、ドナルド・ノーマンはデザインの認知心理学的研究の中で、モノに備わった、ヒトが知覚できる「行為の可能性」という意味でアフォーダンスを用いた。この文脈によるアフォーダンスという語義が、ユーザーインタフェースやデザインの領域において使われるようになった。
アフォーダンスは,物をどう取り扱ったらよいかについての強い手がかりを示してくれる。例えば,ドアノブがなく平らな金属片が付いたドアは,その金属片を押せばよいことを示している。逆に,引き手のついたタンスは,引けばよいことを示している。これらは,体験に基づいて,説明なしで取り扱うことができる。」
ドームハウスなら「どんな暮らし方が可能か」を問うことは、ドームハウスの可能性を問うことに 等しい、ということになるのかもしれません。
わたしたちが望む暮らし方とは、畢竟「自分らしい暮らし方」ということになるのでしょう。
さて、自分らしい暮らし方とは・・・?
場所的感性と住感覚はひとりひとり違うのでしょう。 多くの人は、生活の利便性から住まいを探し求めます。 また、快適性や自然環境、教育・医療・文化環境なども視野に入れます。 勿論、経済や地域的制約の枠も考えながら、より良き選択をしたいものなのでしょう。
やまねこもそんなことを考えつつ数年前に松山市周辺を数十か所探しました。 そんな旅の果てにこの夢の里とべに住まいを見つけたのです。 三年が過ぎ、また春が巡ってきました。思えばすでに四回目の春になるのですね。


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