フラードーム・ハウス考

『すべてのHomeはDomeに通じる』バックミンスター・フラー

2019年2月19日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこ亭でございます。
一級建築士コッシーさんにより「フラードーム・ハウス」カタログ改訂版の 編集作業が続いていますので、改めてフラードーム・ハウスについて考えています。
一昨年は
「あらためてフラードーム・ハウスのプレゼンテーションを再確認しています。
ロハスな暮らしの生活器であると同時に家族を守るシェルター・ハウスというテーマで アピールしたいのです。
『「世の中が必要としているものを探せ」 が
イノベーションの基本条件だとしたら
それはイノベーションの追随者の思考法である。

70億の人類にとって 食糧やエネルギー、シェルターが
不足している状態は 今まで1度も解決されたことはない。
70億の人類が必要としているのは 70億個のスマートフォンではなく、
個人が健康に生存するための 食糧とエネルギー、
そして 個人が自律的に思考するための 20億機のシェルターである。』 
梶川泰司『テンセングリティ・プリセッション』より

より包括的な思考を中心に「住まいのイノベーション」をとらえなおすこと。 というテーマでドームハウスを捉えていました。』
2011年末 いくつかの施工プランの完成を経て、やまねこなりにドームハウスのメルクマールな 役割を再考しています。
do more with less より少ないものでより多くをなす とは、開発者 バックミンスター・フラーの言葉です。
今風に言えば、最小コストの最大幸福とでも言えるかな。
個人が自律的に思考するためのシェルター・ハウス・・と梶川さんは言います。
わたしは「生活と意識をつなぐ器」というのがドームハウスに住んだ経験から言えます。 球体の家に住んでいる・・という違和感はありません。意識の広がりがそのまま住感覚 につながっているような感じ・・と言えばいいかな。
わたしたちは、ともすれば住まいに従って生活を営みます。間仕切りや通路、窓、床 廊下などに分離され再構成された空間と言うのが普通の住まいではないかなと思います。
ドームハウスはこうした分離感がなく、空間をトータルに感じます。
一体感、解放感・・ と言えば少し違います。「意識の広がりのような空間」と言う方が正確かもしれません。 あるいは「柔らかい空間」とも言えます。
フラードームハウスは、構造上の強固さに反して 柔らかさ、なめらかさ、質感、広がり、ゆらぎを感じさせてくれるのです。
時にバックミンスター・フラー博士はこのフラードーム・ハウスを考案した時 「フラードームの歌」なるものを作詞作曲しました。 なんとも脳天気に歌っているフラー博士が笑えますね。 たぶん、彼の意識は地球・惑星・宇宙とつながっていたのでしょう。


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