2011年12月10日
はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
コーポラティブ・ビジネスとしての㈱ロハス・プランスえひめの構想を練って います。エコロジストの雨宮さんと珈琲を飲みながら話していました。
これからの時代は、大きなパラダイム・シフトが否応なく連続して起きるという のが、彼の持論です。奇妙なことなのですが、現代は大資本・大組織の企業が 必ずしも有利とは言えず、大手に努めることが安定を保証してくれません。 勿論、給与の面では中小零細企業よりは、大手は待遇がいいのですが・・・。
作家ミハエル・エンデは、晩年「お金とは何か」というテーマに取りつかれていました。 そして、近代の福利にもとずく金融資本は、重大な矛盾をはらんでいることに気づきます。 通貨というものが、金利で膨らむことが実体経済を破壊するがゆえに経済社会は、 現実社会を破壊するというのです。
つまり、一定の預金をした者のほうが働き続けた 者を上回る富を手にすることができるということです。株式市場も市場原理もこの法則 のもとにあります。格差が格差を生み、富める者はさらに富み、貧しきものはさらに 貧しくなる仕組みが通貨と経済システムに内在しているというわけです。
社会主義という実験は、この関係を逆転させれば社会は平等になるという理念を生かそう とするものですが、権力機構が一党独裁制のもとにあるため閉鎖経済によって崩壊します。
さて、コーポラティブ・ビジネスを考える場合どうすればいいのでしょうか? やまねこは、ミニマム・サイズのビジネス・スタイルがいいのではないかと直感しています。
たとえば、会社を創る場合、役員を「一株役員」として募集するのがいいかなと思うのです。 従来の大株主という配分は、発起人のみとして等しく一株役員になってもらい、様々な側面で ビジネスを共有・サポートしてゆくという方法です。ちょうど組合組織や後援会組織や 財団を創る方法でミニマムな会社を興すという手法です。合同会社LLCもこれにあたる かもしれません。 必要にして最小限の出資を得て、発起人は会社を一株役員と共に共有テーマのもとに 運営できます。NPOの色彩を持つ株式会社とも言えますが、会社としての営利はめざす ことができます。 ㈱ロハス・プランズえひめをこんなふうにスタートすればいいのではないかなと思っている のです。