21世紀のビジネスモデル

ドームハウス
シェアハウス「どんぐり館」

2011年7月23日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
やまねこは、未来型ビジネスの形態について考えています。
以前、ミツバチの法則について書きましたが、今回は『わらしべ長者』についてです。

わらしべ長者・・・・ある一人の貧乏人が最初に持っていたワラを物々交換を経ていくにつれて最後には大金持ちになった話。

今日では、わずかな物から物々交換を経ていき最後に高価な物を手に入れることに対する比喩表現にも使われる例が多いが、作品の舞台である近代以前の一物一価の法則が成立しなかった段階においては、主人公の取引行為はいずれも高価なものを入手する動機はなく、需要と供給の均衡の上に成り立った等価交換を繰り返した結果として富の上昇がもたらされているという点に注目をする必要がある。これを裏付けるように、原話(今昔物語集)の結末は馬と田を交換して地道に農作物の収益で豊かになると言うものであり、そこに価値の飛躍は見られない。

やまねこは、この昔話が大好きです。もともとみかんとわらしべを交換するということろから始まっているからです。誰かにとってあまり価値のないものが、ある人にとってはとても価値があるということと交換が条件で、金銭を介していないという点がこのストーリーのポイント。
お金は普遍的価値の尺度とされますが、この中では注意深く排除されています。

さて、未来型のビジネスもこのように金銭を介することとは独立して営まれる部分が重要なファクターをなしているような気がします。
無料サービスやクーポンやポイントが親しまれていますが、これらのサービスは新規顧客開拓が狙いです。あえて無料をうたうことにより、新たな顧客開拓の広告を兼ねているわけです。

やまねこは、わらしべの交換にあたる部分は、ビジネスの相互扶助だと考えています。
それぞれのビジネスが相互に補完し合ったり、顧客を紹介したり、共同部分を持ち合ったりすることです。そこには、相互信頼の関係性が培われ、発想や手法の交換が生まれます。
あるビジネスにとって主たるサービスであるものが、あるビジネスにとってはアフター・フォローとなることもあり、ある人にとって余分なものがある人にとって貴重な素材になりうるということ。
こういう視点は、リサイクルや素材再生などには用いられてきましたが、ビジネス内容そのものの交換はあまり試みられていません。
たとえば、教える側が学ぶ立場と交替すること、作る側が使う立場と交替することなどを組み合わせてゆけば第三のビジネスが生まれる余地ができるのではないでしょうか。
顧客開拓のみに関わってきたセールスやマーケティングや広報、広告はもう一度リストラクチュアする必要があるのかもしれません。
顧客とサービスの関係をもう一度別な次元に移行させてみるのがいいのかも。
二十一世紀型の「わらしべ長者システム」を試行錯誤してみようと考えています。

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