宇宙エコロジーと茶室

『瞑想のためのプレリュード』ジョン・ケージ

2012年5月23日

はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ山です。
バックミンスター・フラーの住居哲学 について考えています。
フラー博士は、日系庭園アーティストのイサム・ノグチと終生交流 を深めました。イサム・ノグチはアメリカ出身でありながら、日本文化の美学を再発見した アーティストです。
『バックミンスター・フラーの世界』梶川泰司訳 (ジェイ・ボールドウィン著:梶川泰司 訳)P-36~39
素材の使用量を削減するには三つの基本的な方法がある。第一に、デザインをより小型化することである。第二に、素材を最も効率的な形態で利用すること(すなわち、より少ないものでより多くを為すこと)である。第三に、単位体積あたりの表面積の最も小さな(故に最小限の素材で可能な)幾何学構造を利用することである。最近使われ始めた専門用語では、これを「物質を情報に置換する」と言う。
フラーは、結果として生じる超物質化を「エフェメラリゼーション(短命化)」と呼んだ。より少ないもので多くを為す(do more with less)ということは、究極的には無によってすべてを為す(do everything with nothing)ことになるのかと学生が冗談めいてたずねた時、フラーは肯定した。純粋に超物質的(メタフィジックス)な状態に近づくほど、デザインは完全なものになる。エフェメラリーゼーションはデザインに付加するものではなく、自然の原理を応用した結果として自然に生じる現象である。それはすでにある環境に適応していく戦略というよりも、今いる環境をどの方向に選択するかだ。
エフェメラリゼーション(短命化)はエネルギー消費にも当てはまる現象だった。フラーは4Dハウスを、そこに住む人々の日常生活を支えると共に、屋内外を行き来するエネルギーと物質と光の流れを制御する「弁」であると見なしていた。住宅を「弁」と見ることによって、シェルターをデザインする新しい方法論が生まれてくる。「住宅とはモニュメントではなく、生活に快適なサービスを供給する装置とみなすべきだ」とフラーは言った。
この概念はあまり受け入れられそうに無かったが、車も服もそういった観点から見れば同じ装置である。現実的にどう暮らすか、どう暮らしたいかということとは、もはやまったく一致しない方法で住宅について考える習慣がすでに巧妙に刷り込まれてきたのである。
「物質を情報に置換する」、”超物質的(メタフィジックス)な状態”、という言葉を正確に理解するためには、フラーの難解なシナジェスティクス理論を理解する必要があるので、ちょっと荷が重いのですが、そのあとの、住居を”サービスを供給する装置”として定義していることを踏まえて、大雑把ではあるけれども「自然界における人間の”住む”という行為を最適にデザインすれば、これまでの習慣による物理的な建造物としての無駄を省いた、最も効率的なデザインとして(住)環境を構築することができる」と理解してもいいのでしょうか。
また、フラーの思考を受け継ぐ著者のボールドウィンは、住宅が接続されている、各種のインフラストラクチャー、ネットワークにも、フラーが目を向けていたことを指摘しています。自立型居住システムを目指したダイマクシオン・ハウスは、以下のような問題への取り組みでもあったのです。』
いずれにせよ、わたしたち日本人は西洋と東洋の対立軸にはいない名誉白人のような東洋人である ことにはちがいないのでしょう。
やまねこは、東洋文化の象徴である茶室にジオデシック・ドーム・ハウスの未来を見ています。 粗末な自然素材からミニマムかつハイ・クォリォリティな芸術空間を創造すること・・・・それは バックミンスター・フラー博士が夢見た宇宙模型とも言えるものです。
建築家 藤森照信さんは『空飛ぶ泥船』という茶室で、ドーム構造とフラー博士のエフェメラ リゼーションの哲学を融合させるという実験を試みました。 天才と呼ぶにふさわしい建築家の挑戦ですね。(=^o^=)
藤森さんにならって、ドームハウス愛媛でも実験的なプランをかかえています。 ジオデシック・スモールドームを茶室の芸術空間まで高めてゆきたいと思うのです。 木造工法の大工さんと建材・天然素材の専門家と木造伝統工法の設計士とコンセプト・デザイナー のチームワーク、そしてシナジェティック(宇宙エコロジー)の叡智によって、ローコストで 汎用性・合理性・機能性を凝縮した「ミニマムな茶室ドーム」をプランニングしてゆきたいと思 っています。

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“宇宙エコロジーと茶室” への2件の返信

  1. 空飛ぶ泥舟、住んでみたいですねえ。どうも僕は忍者屋敷の様なところに住みたいという欲求が強いようです。笑
    今生では無理ですが。

  2. 忍者屋敷があるのは金沢でしたっけ?
    いろんな仕掛けがありましたね。
    これからは、一歩足を踏み入れるとバーチャル仕掛けのある空間が出来てくるかもしれません。笑

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