2012年2月8日
はい、ふたたび・どっと・冷え込みましたね。(=^o^=)やまねこでおますよ。 マツダ・フジの営業マンのI君が、ひさしぶりに来訪していました。
我が家のキャロルを売ってくれたフレッシュ・マン営業の青年です。
彼は、車通でこの業界に飛びこんで来た人ですが、じっくりとその動機を聞いて みると自動車に関わる職人仕事に興味があったそうです。
しばし、お話に耳を傾け 現在、マツダと資本提携しているフォードの本社が、バックミンスター・フラー博士の フラー・ドームでデザインされていることや博士の初期の発明品であるダイマクション カーのことなど話してみました。ここまで突っ込んでみると、どうも彼はプロダクト デザインとエンジニアリングに関心が深いということがわかりました。
「美と直観」と「具象的思考」がデザイン・サイエンスの出発点であることを力説する フラーのシナジェティックスの発想が、若き自動車セールス・マンにも隔世遺伝している ような気がして、思わず興奮してしまいました。
『I君、フラー博士がダイマクション・カーを4Dの思考から、発明した1950年代は 自動車が夢を乗せて走る未来的オブジェクトだったはずなんだよ。今は日常的な車も、わたしたちが惑星探査機を見るような好奇の目でみていたんだ。 だから、再び自動車を未来に向かうフォルムという視線で見直すことも面白いかも しれないね。』などとオッサン臭い話を彼は、理解したかどうかは、クエスチョン。 とまれ、ジオデシック・ドームで構築されたフォード・ロトンダ・ドームは、今も燦然と アメリカ自動車産業と建築史のモニュメントとしてシンボリックな存在となっています。
さて、建設中のルーテル作業センター・ムゲンは完成モードに入っています。 初めての試み・・特注の雨どいはなかなか収まりもいいようです。 一方、岩国ドーム・ハウスのフレームも完成に向かっています。下旬には棟上げ・建前の 運びです。 形態的思考とデザイン・サイエンスの産物・・フラー・ドーム・ハウスの時代的な役割は 高まりつつあると思っています。