


2013年3月20日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でござります。
 陽だまりの春の丘をエコロジストのぽらんさんと散歩していました。
 ヒーリング・ドームハウスの候補地です。近所には村の鎮守や池の散歩道や かすみたなびく眺望が開けています。
梅、タンポポ、アザミ・・・そして桜も 開花し始めました。 今年は、一週早い桜ですね。 夢の里でも一週早くお花見をします。
 田舎の散歩道、吹き渡る春の風、つくしを取る人、さんさんと降り注ぐ日光。
 ぽらんさんも以前、ドームハウスに関心を抱いたことがあります。若き日のやまねこに 触発されてのことでした。昔、集めた資料をいただけました。
 ところでドームハウスのコンセプトの背景にはシナジェティックスというフラーの哲学 があります。この宇宙のすべてが自然というテクノロジーによって生まれたという考え方 です。「宇宙船地球号」という表現もまたシナジェティックスをシンボライズする言葉です。
 最近注目される「創発性の科学」などもフラーを発端として始まったものです。
 
「創発」とは、あるシステム(系)の内部において、 
 末端的・個別的・部分的な性質・要素からは、
  決して現れることがなさそうな性質や要素・変化が、
全体として発生・結果することを意味します。
  また、脳と知能の関係においても創発が見られます。
  脳細胞1つ1つの振る舞いというのは観察可能ですが、  
それらを計算しても脳全体の機能・処理は理解できません。
  まあ、これは「科学力の限界のため」なのかもしれませんが、  末端(神経細胞)と脳全体のそれぞれが持つ性質の間に、  単純な因果関係が見出せない例として見られます。 
  部分の総和は、全体ではなく、全体に働く第三の力・・・
自然界には宇宙的な叡智が 込められたテクノロジーが存在するということなのでしょう。 花一輪の造形・・・これも自然のテクノロジーということかな。