2013年7月4日
はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこぱみゅぱみゅです。
いよいよ、参議院選挙が公示されましたね。普段は、政治にはあまりタッチしたくない やまねこですが、今考えていることと無関係でもないようなので一言書いてもいいかな。
「今、私たちの時代はグローバリズムの時代です。世界は急速にフラット化し、国民国家のもろもろの「障壁」(国境線、通貨、言語、食文化、生活習慣などなど)が融解し、商品、資本、人間、情報があらゆる「ボーダー」を通り越して、超高速で自由自在に行き来しています。このままグローバル化が進行すれば、遠からず国民国家という旧来の政治単位そのものが「グローバル化への抵抗勢力」として解体されることになるでしょう。」(内田樹の研究室より)
今日は、内田さんの『私家版・ユダヤ文化論』を終日読んでいました。 その中に「ペニー・ガム理論」というのが出てきます。
ペニー・コインを入れたら販売機 からガムが出てくる以上、販売機にコインをガムに変える仕組みがあるのだと考えるわたしたち の類推傾向です。
TPPや原発推進政策や増税によって、円安が進み株価が高騰すれば企業が増益し雇用が生まれ 景気が回復して国民生活が豊かになる・・というアベノミクスのロジックはそのままペニー ガム理論なのかもしれません。
実は、コインとガムの関係は単にコインがレバーを引いて ガムが落下するメカニズムなのですが、コインがガムに変わっているわけではありません。 同様に増税の効果があるのは政府と株の投機筋である外国資本とグローバル企業だけという ことであり、多くの国民は景気の調節弁として利用されるだけなのでしょう。それは福祉 セフティ・ネットの削減や、非正規雇用の爆発的な増大にも端的に見てとれる傾向です。
参院選で与党が過半数を占めれば、軍産複合体とグローバル企業の意向に沿った法案が フリーパスになるだけのような気がします。
アベノミクスは国民以外に視線を向けた政策であり、憲法の改正で軍事国家をめざしながら 核工場として変貌してゆく大きな曲がり角にさしかかりつつあるような不穏な空気ですが 皆様いかがでしょうか。 もう、政治的な党派性よりも「最終的危機の時代」にどう答えるかがひとりひとりの決断に 関わる時代なのではないかな。