2013年6月10日
はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
今日は、健康づくりもかねて夢の里ぶどう園のお手伝いをしていました。
毎年、この時期は剪定や種無し処理の時期なのです。夢の里のスタッフの方々とヤギくん と一緒の作業です。梅雨時期を過ぎて、さんさんと太陽が照りつけ始めるとぶどうはみる みる大きくなってゆきます。
今年は、すでに四年目の葡萄は豊作が期待できそうです。 収穫祭の時はまたご案内しましょう。例年なら八月下旬くらいでしょうか。
さてさて、昨日FAのオートメーション・システムにシーケンサー技術が多く用いられて いることを書きましたが、現代の先端技術としてのシーケンサーは意外なところで開発が進んで います。
英国デビット・ベントレー博士来日インタビュー 「医学,生物学の研究を大きく変えるツールとして高い関心が寄せられている次世代シーケンサー 技術.日々開発が進むこの技術の今後の発展と,それを日本でどのように使いこなしていくべきか ,英国ウェルカムトラストサンガー研究所でヒトゲノム部門を率い,数多くの国際プロジェクトに 参加し,現在イルミナ社にてシーケンス部門統括責任者を務めるDavid Bentley 博士にお話しを聞き ました.博士は,2008 年11 月7 日に開催されたイルミナGenome Analyzer セミナーのために来日さ れました. 博士は次のように日本のシーケンサー解析技術を絶賛しています。 RNA 解析においても日本のグループが世界でユニークかつリーダーとなる存在となっています. 理化学研究所の林㟢良英先生のグループが取り組んでいるゲノムアノテーションは,まさにDNA とRNA のシーケンス情報が融合した成果といえるでしょう.転写開始サイトの探索は非常に重要な 研究対象です.というのも,遺伝子調節や制御といったことがここで行われており,ゲノムがどの ように機能を特定し,それがうまくいかない時に何が起こるのか,ということを深く観察できるか らです.」
(ネイチャー誌日本語版)
そして、この学術シンポジウムは東京大学と理化学研究所が主催し、開発メーカーはイギリスの (株)イリュミナ、㈱ターミネーター社の協力のもとに開催されたということです。
ゲゲッ!これは、SFでもなんでもありません。 中国・日本・イギリスの共同研究学際会議でありヒトゲノムの解析を三国が共同研究して医療技術 薬品開発に貢献してゆこうということらしい。
株式会社イルミナ、株式会社ターミネイターというのは、やり過ぎのような気がしますね。 「未来世紀ブラジル」や「トータル・リコール」や「マトリックス」みたいな世界はもう一歩の 所まで来ているのかなと思うと背中が寒くなります。
ヒトゲノムまで高速オートリード・システムが可能だとしたら、「個人情報が盗まれる」どころ ではなく「人間情報が盗まれ、売り買いされる社会」になるかもしれません。 恐るべきテクノロジー進化です。