2009.12.15
はい、どっと・もーにんぐ珈琲(=^o^=)やまねこでおます。
年末にあたり、『ポジティブ・シンキング』について考えています。 Thinking about the Positive Thinking. というわけです。 やまねこは、思うのですが世に言う「ポジティブ・シンキング」の多くは暗示です。 勿論、暗示には暗示の効用があるわけですが、暗示以上のものではありません。 『イワシの頭もボジティブ・シンキング』という面もなきにしもあらず、でしょうか。 以前、某マルチ商法の人たちや某スピリチュアル関係の方々がしきりとこの言葉を 使って、セミナーやミーティングに誘っていましたね。彼らによるとポジティブとは 「よけいなことは考えないで、みんなでハッピーになりましょ。」という意味合いらしいの ですが、そんな会合に参加したわたしはちっともハッピーにはなりませんでした。 とはいえ、何を「ポジティブ」と考えるかは各人の自由ではあります。 さてさて、そもそも『ポジティブ・シンキング』を提唱したのは、シャクティ・ガウェイン というニューエイジ女流心理学者なのですが、ポジティブ゛に現実をとらえる・・つまり 時間は前にしか流れないということなのです。英語で言えば、プログレッシヴということを 含んだ言葉です。『時間は前にしか流れない』とは、同時に『過去は捨てられている』という ことでもあります。 過去の栄光や成功、喜びは確かに心温まる良きノスタルジーかもしれません。 しかし、時間は前に向かって流れ、現在は次々と過去になって行きます。 去ってゆく一年を振り返り、楽しき想い出に浸りながらも『過去はすでに捨てられている』 という現実を見つめ、ゆるやかに来年への希望の種まきに専念したいものです。 『縁起を見るものは 法を見る 法をみるものは わたしを見る』 釈迦の言葉 法句経