2008年10月20日
はい、こんばんは(=^o^=)やまねこです。
今日は、シュタイナーの集まり・・・四国アントロポゾフィー・クライスの読書会に行ってきました。
これまで、シュタイナーの著書『神秘学概論』を講師のTさんと読み進めて来たのですが、今回はTさんがドイツから仕入れたというゲーテアヌム天井画の画集のお話をしてくれました。
ゲーテアヌムというのは、世界のシュタイナー運動本部であり、シュタイナー自身の設計になる巨大な建築物のことです。そして、四国アントロポゾフィー・クライスというわたしが関わるグループは、四国の普遍アントロポゾフィー協会会員によって組織されたグループということなのです。(=^o^=)
さてさて、わたしたち協会員にとってシンボリックな存在であるゲーテアヌムですが、現在のゲーテアヌムは、第二ゲーテアヌムと呼ばれ、最初に建設された第一ゲーテアヌムは、ナチスの暴徒によって焼失してしまいました。
この第一ゲーテアヌムには、当時シュタイナーによって描かれた天井画が、描かれていたのですが、2000年に協会員のアーティストたちによって、復元され、今回ドイツで画集が発行されたということなのです。
ゲーテアヌムの建築様式は、シュタイナー建築と称されるように独特な造形美学に基づいています。
生命の有機的なつながり、マクロコスモスの反映、霊的世界観、人類の過去と未来の歴史などが凝縮されたオーガニックな建築様式となっています。
今日は、Tさんからシュタイナーの人生の流れとアントロポゾフィー運動との関連、そしてゲーテアヌム建設にいたるエピソードなどを話してくれました。そして、ゲーテアヌム・ホールに入ったときの内部の構成と天井画のレイアウト、それぞれの絵画の意味合いについて詳しく、シュタイナーの宇宙観との関連に基づいて解説してくれました。
ゲーテアヌムと天井画を見ていると、どうもシュタイナーは、ゲーテアヌムと天井画に触れることで、アントロポゾフィーのエッセンスを空間的に体験できるように意図していた様子です。
霊的な秘儀空間としてのゲーテアヌムの魅力を感じました。
ここでは、現在もオイリュトミー(シュタイナーの舞踏芸術)やゲーテの『ファウスト』、シュタイナーの『神秘劇』が上演されています。
ご存知ない方のためにゲーテアヌムの写真と天井画の一部をアップしておきましょう。