2013年10月30日
はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
出雲から帰り、いただいたパワーのチューニング・モードです。
出雲大社の拝殿の前には「ムスビの庭」があり、大国主命のご神像があります。
その巨大な神像の石版にはこう書かれています。
「幸魂 奇魂 さきみたま くしみたま
時に海を照らして依りくる神あり
吾在るによりての故に汝その国造りの
大業を建つるを得たり
吾は汝が幸魂奇魂なりけりと知りぬ 古事記また日本書紀に述べるところであります。
出雲大社のご祭神大国主大神はこの幸魂奇魂の”おかげ”をいただいて 神性を養われ、「ムスビの大神」となられました。
生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ”えんむすびの神” と慕われるゆえんであります。
およそ人が人であるということは幸魂奇魂というムスビの”みたま”を わが身にいただいて霊止(ひと)すなわち人として生かされているからであります。
大神からいただいたこの”いのち”を感謝して大切に正しくこれを生かしきりましょう。
出雲大社ではこの御神教にちなんで
さきみたま くしみたま まもりたまひ さきわへたまへ
と唱して御神様を祈念いたします。」
国づくりの大業を終えた後、大国主命を助け、知恵を与えてきた少彦名命は 常世の国に帰ってしまいます。古事記によると粟の穂とともに風にさらわれたと 言われています。わが愛媛では大洲市の肱川を渡るときに川に流されてしまった とも言われています。
遠く去ってしまった少彦名命に「あなたがいたからこそ国づくりの大仕事ができたのだ。」 と嘆きます。 すると海の彼方から何か光り輝くものが現れます。 それが幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)なのです。
この神像と波濤に輝く幸魂奇魂は、出雲大社の核心をなしています。
わたしたちもまた、ひとりひとりに”ムスビの大神”の幸魂奇魂のパワーをいただいて “しあわせ”(四合わせ)になることができるということでしょう。
ゆえに出雲大社では拍手を四つうち
さきみたま くしみたま まもりたまひ さきわへたまへ
とお祈りすることになっています。
出雲にちなんだこぼれ話ですが竹内まりやさんの実家は出雲大社前の古式ゆかしい 旅館ですね。
あの美しいメロディー・ラインは出雲の風景から生まれたのかな、と思いました。