2012年10月31日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこぱみゅぱみゅでございまし。
あいかわらず、今年の課題について考えています。
今日は、精神世界探訪です
昨年暮れにスピリチュアル仲間と2012年について語り合いました。
『マヤの予言とアセンション・ブームについて』
ここ数年アセンション・ブームですが、多くは船井幸雄さんからの発信を受けた形で 広がっているのでしょう。先日、訪れた健康食品のセミナーでもしきりとアセンション に言及していました。お年寄りの多いこうした集まりでも語られるアセンションは ほぼフォトン・ベルト・ミステリーと並行した形で流布していますね。
未来に不安を投影しつつ、大きな変化を待ち望む大衆心理はいつの時代も 扇情的なクライシス神話を生みだします。
UFOや宇宙人やチャネリングの類もこうした危機神話のひとつなのでしょう。
そして同時に陰謀論、支配階級の陰のネットワークも不安心理を補完する 都市伝説のような形でささやかれます。
大正時代に流布したシオンの議定書や ナチスの文明論も戦争前夜のセンセーションを巻き起こしました。
大本教の弾圧、帝国主義の台頭、戦争への道をたどった歴史を歩んできた わたしたちは、再び時代の巨大な波に飲み込まれつつあることは確かでアセンション・ブームもこれらの不安の表れとわたしも見ています。
フリー・メーソンの陰謀論との絡みでこの現象を見る向きもあるとは思いますが 戦後史はフリー・メーソンの歴史そのものなのであって、陰謀ではなく単なる公然とした 史実なのかもしれないと思います。アメリカ政府の意向にのみ従う政治や マスコミの情報統制はまったく公然とした社会正義でさえある国なのですから。 マスコミを仕切る層の顔はいつも隠されています。
とはいえアセンション信者は来年の次元上昇にすべてを託している様子です。
統一教会やエホバの証人の空中掲挙みたいなものとしてのアセンション神話は、そのまま時代のディセンションによってこな微塵に破壊されてゆくのでしょう。
そこには、大衆も支配階級もメーソンも共に絶望するリアルな現実が横たわっている だけかもしれません。
未来を予感して不安におののくことも薔薇いろの弥勒世界も思い描くことも 一枚のコインの表裏ではないでしょうか。時代の大きな波とは、そうした幻想や 期待や不安などことごとくを打ち砕くものかもしれません。
ゆえに2012年に迎えるものは、わたしは世界的な失望の世界と考えます。
そしてそうであればあるほど私たちは、いつもよりもより過剰に希望の種を種まく必要があるのかもしれません。
アセンションとディセンション 上昇と下降の間に差をみる心のありかたをこそ疑っているのです。
2011年末に思い描いたことがそのまま実現したかのような「失望の色」は今年を染めた 色彩のような気がしています。
幻想の破壊、現実の重みを感じる2012年がまもなく暮れてゆきます。2012年通観。
私たちの失望の現実が重ければ重いほど、そして時代の抱える困難が深ければ深いほど 人は次のように問うことが大切と思います。
「この失望を希望に変える知恵はどこに隠されているのか?」と。
パンドラの箱に最後に残るものは、希望だと神話は語ります。
わたしたちはなお、新世紀の神話を求めているのかもしれませんね。