出雲路へ~出雲大社への路

2008年4月17日

旅の準備も済ませて、明日早朝から出雲へ出かけます。
3年半ぶりの出雲路です。(^o^)/
松山からフェリーで広島へ。中国道を三次市から、出雲神話街道へ。
三刀屋町を通って、奥出雲から斐伊川沿いまで行けば、出雲市内に入り大社町が近づいてきます。
ゆけどもゆけども葦の河原が続き、やがて最果ての海辺の出雲大社に至ります。
巨大な大鳥居が目印でしょうか。
出雲路への黄泉くだりと黄泉帰りの旅です。
四国は、死の国ですから、黄泉の国とは良く似たところかもしれませんね。(*^o^*)

大祓祝詞に
語問ひし磐根樹根立 草の片葉をも語止めて 天の磐座放ち 天の八重雲
を伊頭の千別きに千別きて天降し依さし奉りき 
(ことといし いわねきねたち くさのかきはをも ことやめて
あめのいわくらはなち あめのやえぐもを いづのちわきにちわきて
あまくだし よさしまつりき)

天孫降臨を表わす神語ですが、現代語に訳すのは困難です。
古事記の記述に従えば、大国主命の国譲りの神儀によって、豊葦原瑞穂の国は、安らぎの国に治まったという様子とニニギノミコトが、地上に降りて神々の世界で起きたことを地上でも実現したことを神語で語ったものと思われます。
天孫降臨によって、それまで落ち着きなく騒いでいた草木まで鎮まったというのです。

古代そのままの静寂な風景を湛えた出雲。
現代に至るまで、天皇家は出雲大社に、大国主命とスサノオノミコトの神徳を讃える神事に迎えられるといいます。

伊勢神宮 内宮の峻厳な佇まいと出雲大社ののびやかで柔和な佇まいは、どこかでつながっているように思われます。(*^o^*)

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