ナチュラル・シンプル・シナジェティックな暮らし方1

砥部町総津「峡の館」古民家生活用品展示

2012年3月10日

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこ山でおますよ。
昼下がりにうどんを食べながら、ゆるりとしていると薪ストーブ会社(有)松六のH社長が 出現されました。H社長と夢の里車座会議とナチュラル・ライフをめぐって、ゆるゆると 話し合っていました。
スローライフの実験場をテーマとする夢の里とべに住んで二年近くに なろうとしていますが、いよいよ第二ステージに移行しつつあるかな、との実感を深めます。
H社長は、現代の経済システムの問題点は、「循環型の喪失」にあると考えています。
一方、やまねこは「死とアイデンティティの喪失」にあると考えています。 いずれも哲学的表現ですが、わかりやすく言うと「いずれ死ぬとわかっていながら拡大ばかり したがると破綻しますよ。」ということなのです。
もひとつわかりやすく言うとどんなにお金があっても一日三食以上は必要ありませんと言う 極めて常識的な結論となります。
ナチュラル・ライフとは、わたしたちがミニマムな暮らしをしながらも十分満足して、かつ クリエティブであることはきわめて簡単だということです。 にもかかわらず、現代社会はより複雑に、より刺激的に、より過度に競争を激化させることで 成立しています。 理由はやはり、循環型生活と死を忘却する無計画かつ刹那的な経済にあるということです。
やまねこは、H社長に言いました。 「あのね、一日三食食べて楽しく暮らし、自然と触れ合いながら、仏教の実践ができれば  自分は満足なの。過剰な資産や競争は犬にでも食べてもらえばいいんじゃないかな。およそ死を計算に入れない経済は破綻するよ。死の時までにどんなアイデンティティを この世に刻印できるかが、勝負なんですよ。」
すると 「過剰な資産を残して死んだ人の家族が幸せになった例は世の中には少ないね。」とHさん。
かの弘法大師は、ご入定に際して自分は弥勒菩薩の住まう兜卒天に向かうのだと語りました。 弥勒とは、お釈迦様の入滅後56億7000万年後に龍華樹のもとで悟りを開くため準備されている 菩薩様です。
つまり、未来はいつも今、生まれつつあるということです。 「今、ここ、わたし」から始めるスローライフは、循環型とアイデンティティを求めること から始めようと思いました。

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