2008年7月17日
はい、こんにちは。やまねこです。(=^o^=)
いよいよ、お盆をひかえ、お墓の仕事が少しずつ忙しくなってきました。
わたしは霊園関係の仕事をしていますが、この季節は忙しくなります。
世の中一般の皆様は、夏休みが近づき、お盆ともなると里帰りなどしてホッと一息つく頃なのでしょうがお墓参りが増える時期ですから、必然的に忙しくなります。
さてさて、お盆というのは古代インド・・・お釈迦様の時代の風習です。正式にはウランバナー(サンスクリット語 ullanbhana)と言います。お釈迦様の直弟子目蓮尊者の母親を供養した故事から来ています。仏教ではこの世にない人たちを供養する時期なので、日本でもお墓参りなどする時期になっているわけです。(^o^)/
インドの気候では、雨季にあたり仏弟子たち出家者は、寺院や洞窟などで瞑想をして過ごす期間でもあり「夏安居」(げあんご)と言われています。わたしも出家者のはしくれなので、お墓の仕事とともに瞑想などしています。不殺生をこととする仏教では、托鉢で歩き回るのは、雨季のインドでは虫など踏み潰してはいけないので、一箇所に留まって瞑想に専念していたわけです。
わたしたちは、死者の供養というとお仏壇とお墓が思い浮かびますね。
お仏壇にお供え物とお線香をあげてお盆の供養をして、お墓に生花やお線香をあげに出かけます。
人によっては和尚さんとともにお経を上げたりする人もいるでしょうし、今年亡くなった家族のある人は新盆の法事やお弔い行事をする人もいるでしょう。夏祭りの盆踊りは、本来亡くなった親族の霊を迎えて、ともに踊る・・という故事から来ています。
地方によっては、法事の一環として盆踊りをするところもまだまだ多いようです。
夏祭りの花火や盆踊りを楽しむ時期ですが、わたしたちの日々の平安を守るご先祖様に供養と感謝をして家族のだんらんを思い起こす美しい風習でもありますね。
皆様どうぞ良き夏安居をお過ごしください。やまねこ(=^o^=)でした。