2010年12月8日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。
夢の里もいよいよ、年末を迎えます。クリスマスとお正月を迎える準備にはいって います。2010年と言う一年が過ぎ去ってゆきますね。 しばし、年の瀬のあわただしさにまぎれてゆきます。
年末年始は里帰りとお墓参りと初詣や新年会、家族団らんのときですね。 わたしたちは家庭生活を核として、社会生活を営むという暮らしのサイクルを 年末年始に確認しあっているのです。
それは、現代では年中行事と言う定例・慣習として根付いていることなのですが、実はこれは 純然たる神事です。 神々と祖霊をお迎えして毎年改まる歳神を送り出し、蘇った歳神を迎え入れる神事であり、 発端は稲が種として死んで、再び新しい生命を宿す生命の営みを象徴的に年末年始に神事とし て祝うということなのです。
太陽は、一年ごとに改まり、地球は一年ごとに生まれ変わっている ということを古代人は知っていたのです。わたしたちの体内細胞が生まれ変わっているように 太陽系もまた新たな生命を宿しているということなのでしょう。 新年と春・秋分点、夏至と冬至という節目に私たちの精神生活は色彩を変化させます。 それは、ミクロコスモスとしての人間が、マクロコスモスの影響下で生きているという ことなのです。
人間全体の共鳴音の中で生きていた古代人と異なり、わたしたちはひとりひとりの個性という 音程の中で生きています。
家族とともに過ごす年末年始は、いわば自分の基底音を確かめるように郷里に帰り、家族の 記憶のなかでまどろみます。
それは、再び多様で複雑で変化にとんだ社会生活というオーケストレーションに出て行く 指揮者の休息のようなものかもしれませんね。