黄金の林檎5

『リリー博士インタビュー』 NHK現代ジャーナル1993

2013年6月26日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ通信でございます。
ずいぶん前からイルカのコミュニケーションやドルフィン・セラピーなどが注目されていますね。 エコロジカルな哺乳類の代表という意味では、人間よりも高次かな。
この発端にいたサイエンティストがジョン・C・リリー博士です。脳と心の研究者として 知られています。生涯を通して一貫したテーマは意識におけるリアリティの研究でした。
ジョン・カニンガム・リリー 1950年代、ジョンは最初は脳神経活動から解明を試みる立場だったが、脳神経に電極を通す研究がFBIなどの政府情報機関の洗脳に悪用される経緯があった。1959年頃には、神経学的アプローチを断念して、イルカとのコミュニケーション、アイソレーション・タンクや薬物を用いた研究に重点を移す。 1960年代後半にLSDが法律で規制される以前はLSDを用いたり、麻酔のケタミンを用いたり、アイソレーション・タンクによる人体と精神の隔離実験を行っていた。人間が外部からの入力を完全に絶った場合、精神の内面の世界が増幅され、極彩色の色彩や前世体験、宇宙へ飛び出すといった体験をするという政府への報告書は『バイオコンピュータとLSD』として後に出版されている。幻覚剤を用いたままアイソレーションタンクに入ることもあった。アイソレーション・タンクの中で浮かんでいるような生物のことを探求することを思いついた。イルカはこれに該当する生物であり、体積比における脳の割合で人間よりも大きな脳を持っている(と彼が考えた)イルカの研究をはじめた。脳を生命コンピュータとしてプログラミングの観点で考えた。そして、イルカに言葉を覚えさせる訓練を行う。またイルカとのコミュニケーションを試み、その際に幻覚剤を摂取した。 彼は秘密裡にケタミンを「ビタミンK」と命名し、服用に依存する度何度も命を危険にさらした。また、ケタミンやアイソレーション・タンクに入ったままLSDを服用することによって地球暗号統制局(ECCO)と呼ばれる存在に遭遇したと主張している。
リリー博士の意識の研究と脳科学は、映画「イルカの日」や「アルタード・ステーツ」のモデル として知られています。 神経科学の業績とともにイルカの生態が人間とは別な進化系に属するのではないかと提起したの です。
人間のように争いや分離を好まず、コミュニケーション能力を進化させることによって地球と共に 進化してきた「菩薩的な種族」なのだと博士は語ります。 そういう観点からは、人間はあいかわらず反エコロジーで争いと破壊を好む困った種族なのかもしれ ませんね。 リリー博士のメッセージをわたしたちはようやくにして受け取る時代に入ってきたのではないかな と思っています。

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