2009年5月24日
はい、どっと・こむにちは(=^o^=)やまねこでおます。
良く晴れた初夏の土曜日、やまねこは、しまねこになっていました。
かねてから噂に聞いていた松山市興々島の岩神神社に参拝に出かけたのです。
『古事記』によれば、磐長姫の伝説は以下の通りです。
『天孫ニニギノミコト・・日本神話における初代天皇。天照大神の孫にして、日本民族の祖とされる)は笠沙の岬で出会った美しい娘コノハナサクヤに一目惚れ。その父親オオヤマツミノカミに「娘を我が嫁に」と申し込む。喜んだオオヤマツミノカミは姉のイワナガと妹のサクヤをを一緒に嫁がせた。
ところがニニギは美しい妹女神のサクヤのみを受け入れ、容姿の醜いイワナガを戻してしまう。
イワナガ(あるいはオオヤマツミノカミ)は、ニニギの無礼と浅はかさを嘆き、呪った。
曰く、
「私(イワナガ)を娶れば子孫は岩のごとく長命となり、サクヤを娶れば子孫は美しく生まれる。あなたが二人を共に妻すれば、子々孫々長い命を美しく暮らすことができたというのに。
しかしあなたは私(イワナガ)を戻しコノハナサクヤのみを妻とした。
それゆえこの世の青人草(人民)は、花の様に美しく生まれ、花の様に短い命で移ろって、やがて衰えるでありましょう」
以降、人間(天皇家)の寿命は短いモノとなったとされる。』
こんな神々の伝承のあるイワナガ姫が、祭られている神社が近隣の興々島にあると聞いて、小型フェリーで出かけたわけなのです。陽光まぶしい興々島は、青々とした海と潮の香りに満ちて、ひねもすゆるりとした風景がとても心地よい感じです。由良港からとぼとぼと海岸線に沿ってあるいてみました。土地の人 に岩神神社のことを訪ねながら4キロばかり歩いてゆくと小高い山中に発見!!
小さなお社と鳥居がありました。みかん畑の中で、めだだない谷の中です。
しばらく祝詞などをあげてすごしました。ふと、社の奥に入ってみると「ご神体」がありました。
高さ5メートルはあろうかと思われる花崗岩の巨石です。祠があって、神域の霊気に満ちています。
ふと岩長姫の父神神社である大三島の大山積神社のことを思い出しました。
大三島の隣には、墓石の材料となる花崗岩が産出する大島があります。おそらく「岩長姫」とは、花崗岩の霊的なパワーを暗示しているのでしょう。マイナス・イオンを発生させるという花崗岩は、古くはエジプトのピラミッドにも用いられていますね。
「花のように美しく栄えて、岩のようにいつまでも長命に」という大山積の神様の言葉もあながち根拠のない話でもないかな?と思いました。
道沿いに時折出会う島の人たちの温和な語り口になつかしさを感じ、そこここに咲き乱れるトロピカルな 花をながめながら、ゆるゆるとスロー・アイランド興々島の島の風情を楽しみました。、
しまねこになったやまねこ(=^o^=)でおました 。